Llora la fuensanta…ユパンキの調べに泣く聖女

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Lloran las ramas del viento /

Atahualpa Yupanqui (music)
Shiro Otake (guitar)
Begoña Castro (dance)

アタウアルパ・ユパンキ作曲「風の枝が泣いている」

大竹史朗 (ギター)
ベゴーニャ・カストロ (舞踊)

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ビダーラのリズムで構成されたユパンキの傑作ギターソロ、”風の枝が泣いている”。

シンプルな曲想だが、小手先のテクニックだけでは全く音楽にならない、自然界の厳しいまでの美しさと、崇高な人間の精神の調和が完璧にひとつの楽器のうえに描かれた、まさに南米の大巨匠にしてのみなし得た、ギター音楽の真の極致的作品と言っていいだろう。

フラメンコの舞踊手を起用して、12分に及ぶこの傑作曲のヴァリエーションを中盤のハイライトとして上演した「アンダルシアの聖女」は、文字通り自分にとって過去最大の冒険であったが、今回抜擢したマドリード在住の名手、ベゴーニャ・カストロは、南の大陸のグラン・マエストロの精神を深く理解し、魂の込められた美しい踊りを披露してくれた。

現在、自分は、「アンダルシアの聖女」のニューヨーク、そしてスペイン上演に向けてすでに動き出している。