“Bachianas Yupanquianas” ユパンキ風バッハの追求

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Gracias a Kurosawa Music Classical Guitar Store en Tokio, tuve una oportunidad que añadir esta hermosa guitarra (Juan Hernandez Concierto S) como una de mis maravillosas NOVIAS.
Es una gran pieza de Bach, la version arreglada por Atahualpa Yupanqui. Huuuu… Quien pueda crear este tipo de arreglo aparte del gran argentino? Es una magia!

Thanks for Kurosawa Music Classical guitar store in Tokyo, I had an opportunity to add this beautiful guitar (Juan Hernandez Concierto S) as one of my powerful weapons.
This is an “Atahualpa Yupanqui original version” of Bach’s masterpiece. Huuuu… Besides gran maestro, Who could create this kind of arrangement? It’s truly a magic!

数年前、東京のクロサワ楽器総本店クラシックギターフロア主催による、スペインのホアン・エルナンデスという楽器を使用しての同店内イベントに足を運んでくださった方は多いと思うが、実はそのサウンドの抜けの良さに惚れ込み、それ以降もアメリカに持ち帰り、ずっと使わせていただいている。

これは、そのエルナンデスで、ユパンキが編曲したバッハの名曲をプレイした動画だが、このような、ただ携帯電話の録画機能を使って撮っただけの音質クオリティーでも、このギターがいかに優れているかお分かり頂けると思う。
純然たるクラシックギターなので、弾き始めの頃は(自分の音楽に対して)少々エレガントすぎるきらいもあったが、ハードテンションの弦を張り、何年も弾き込むことによって、高音はますます伸び、低音もドスが効いてきた。

主よ、人の望みの喜びよ」は、実に多くの編曲があるが、だいたいGのキーで、みな品よく、どれもこぎれいにまとまりすぎた感があり、ギター特有のダイナミッックな美しさが殆ど活かされていないように思える。
もしバッハが聴いたら、「だれの曲だい?」と言って、おそらくあくびをするのではないだろうか?
自分は、このユパンキ・ヴァージョンを聴くまでは、ただの一度もこの曲をギターで弾いてみたいと思ったことはなかった。

アルゼンチンの巨匠の、まさに一線を画すアレンジは心底素晴らしい。6弦をDに落とした、決して他の楽器には置き換えられないギターならではの響き、そしてこの曲が本来持つ力強い精神性が強く打ち出された全く独自のもので、あらためてユパンキほどバッハとギターを愛し、そして理解した人間はいないと痛感する。

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Estas actuaciones dedicadas a don ata son los mas grandes homenajes para el gran maestro de mi carrera hasta este momento.
Claro que al practicar la interpretación autentica de las canciones del maestro es importante, pero en el mismo tiempo continuare hacer esfuerzo para crear estos “Bachianas Yupanquianas” con todo mi amor y respeto. Eso sera mi deber como un artista individual.
LOs artistas hay que tener sus palabras propias.

These dedicated interpretations to Atahualpa Yupanqui are probably the biggest homage works for him in my career up to this moment.
To me, for sure it’s important to keep practicing the authentic interpretation of Yupanqui’s original works, though at the same time I will continue to keep working to create these “Bachianas Yupanquianas” as my life work. That is what I must do as an individual artist.
The artists must have their own words.

これらのライヴ動画は、自分がこれまで行ったユパンキへのオマージュの中でも、おそらく最大のものだろう。
ひとつめは、ユパンキが、自らのルーツを文学化した傑作詩「ティエンポ・デル・オンブレ(人の時間)」を日本語に翻訳したものに、バッハの名曲、リュート組曲第1番のプレリュードを組み合わせたもの。
劇団ひまわりのヤングアクトレスの朗読が素晴らしい。

ふたつめは、やはりユパンキの、自然界と人間の美しい融合を謳った「大地は大いなる歌」を、バッハのやはり金字塔、オルガンのために書かれたフーガ(’幻想曲とフーガ’ト短調よりアレンジ)に乗せ、さらに独自のメロディーを加えて展開させたものだが、オープニングの、日本を代表する大映画女優・香川京子さんの朗読は圧巻、そして続く劇団ひまわりのヤングアクトレスによるオリジナルのスペイン語コーラスは、一緒に演奏していてもまさに胸を打つものだった。

ユパンキ作品のオーセンティックな演奏スタイルを磨くことはもちろん今後も続ける。が、アーティストはつねに自分だけの言葉を持たなければならない。
自分にとっての独自の言葉とは「ユパンキ風バッハ」であり、そしてさらにそこから派生するオリジナルナンバーに他ならない。