Garcia Lorca’s Stylistic Beauty 1 ガルシア・ロルカで表現を試みる’様式美’ ①

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Soledad Montoya ~Homage Dance Suite for Garcia Lorca~

1. La Aurora
2. Allemande BWV.1011
3. Dos Trenzas Gitanas
4. Agua de la Alondra
5. La Guitarra

Music: Shiro Otake (expect #2 composed by J.S. Bach)
Dance & poem reading: Change Modern Dance Company

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La belleza estilística…’
Es la que me encanta y me apunto mas que nada. Para mi, las obras de Garcia Lorca son mejores ‘cepillos‘ para pintar de eso junto a varias maneras.

Stylistic beauty…’
That’s what I love and I aim more than anything. To me, Lorca’s works are the best ‘paintbrushes‘ to draw of it in many ways.

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舞踊組曲「ソレダー・モントーヤ

1 オーロラの夜明け
2 アルマンド BWV.1011
3 ジプシーの黒髪
4 アロンドラの水
5 ラ・ギターラ

音楽:大竹史朗 (#2のバッハを除く)
ダンスと朗読:チャンム舞踊団

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様式美’。

それは僕が最も霊感を受けるものであり、そして同時にアーティストとして目指すものだ。
自分にとってガルシア・ロルカの文学は、それを表現できる最良の’絵筆’と言えるだろう。

ロルカの故郷であるアンダルシアには、フラメンコ以前に”カンテ・ホンド(深い歌)”と呼ばれる、この地域文化の根幹をなす調べがあり、自分はこれこそが、自分が深く関わるアルゼンチンの伝統音楽の’母親’だと信じている。

かつてロルカは、あるインタビューで、カンテ・ホンドとフラメンコの違いを尋ねられた際、「現在タブラオなどで歌い踊られているフラメンコは、カンテ・ホンドの’退化’にしか過ぎない。」と答えた。

ロルカにちなんだ作品を作る場合、もちろん多少のフラメンコのエッセンスは必要だ。
音楽とは、まずエンターテインメントであるから、僕もこの舞踊組曲にそういった要素は取り入れている。

しかし、それだけでは、ロルカへのオマージュと称した、よくあるフラメンコ丸出しのサウンドになってしまうだろう。

僕は、アルゼンチンの伝統音楽をしっかりと根底から支える’カンテ・ホンド’を、自分のギターと、そしてこういった芸術的信頼感を寄せることのできる仲間たちとともに表現したい。

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これは、2017年、ソウルに招聘を受けて、韓国を代表する現代舞踊団「チャンム(創舞)」の5名のダンサー(そのうち一人は朗読)とともに初演した、ガルシア・ロルカに捧げる舞踊組曲’ソレダー・モントーヤ’の、これまで公開していなかったフルステージ。

本番直前のドレスリハーサルが比較的良い状態で収録されたものだが、3本のビデオに分かれて録画されていたので、僕の東京における別のライヴから映像を抜いたもので計3カ所のギャップを埋め、僕自身の編集によって一つの動画として繋げたもの。

’ソレダー・モントーヤ’というのは、ロルカの傑作詩集「ロマンセーロ・ヒターノ(ジプシー歌集)」の一編に登場する(トップ写真のロルカ自身が描いた絵)ジプシー娘の名前で、僕はこの他にも、この女性にインスパイアされたギターソロを作曲している。

僕の作る音楽は、現在の音楽シーンの主流をゆくものではないが、決して退化したものではない。

僕は今後も、ニューヨークに暮らすアーティストとして、自分の信じるやり方で、かけがえのないアルゼンチンとスペインを一つに繋げてゆくつもりだ。