「Knight’s NY diaries」カテゴリーアーカイブ

ニューヨーク日記

FELIZ 2014!!!!

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皆様、あけましておめでとうございます。

日本から戻って、殆ど休む暇もなく実にさまざまな作業に追われていましたが、暮れから新年にかけては、今度劇中サウンドトラックを担当する映画「無花果の森(小池真理子さん原作、古厩智之さん監督)」の作曲を、東京とオンラインでコミュニケーションをとり、古厩監督の意向をよく確かめながら進めていました。
1月7日までに、あと2曲を完成させる予定です。

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それに加えて、いよいよあと約三週間後に迫った、これがはじめてとなるアルゼンチン、コルドバ州政府の招待によるツアーで初演する新曲の仕上げ、そしてもちろんユパンキナンバーの修練、さらにアメリカ国内での複数の指導、パフォーマンスの仕事が加わって、21日の出発までは全く休む時間がありませんが、ニューイヤーズイヴだけは、毎年恒例、シェラトンホテル(ニュージャージー州マーワー)のディナー&ダンスパーティーに出席。
これからの超ハード日程にむけて、しっかりと息抜き(かえってツカレタ?)をしました。

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よみがえる思い出

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10月23日夕刻、今回の日本における日程をすべて滞りなく終了し、無事ニューヨークに戻りました。

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写真は、離日前日22日の午後、実に38年ぶりに母校青山学院中等部を公式に訪れた際のスナップ(来校者タグをぶらさげています)。
ここは私が、事情あって一年二学期を最後に退学するまで勉強していた教室。
おそらくこのあたりの机に座っていた記憶があります。
私はこの日、ふたりの初等部時代からの仲良しにアテンドされながら、感無量で学校の中を歩き回りました。

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私は青山学院退学後もずっと、初等部の卒業アルバムを大切にしていました。が、それは1988年、ニューヨークに渡る際にどこかに紛れてなくなってしまいました。
それを知った当時の私の仲良しは、彼女の持っていたアルバムを(写真のように)特殊コピーで同じサイズでよみがえらせ、明日ニューヨークに戻る私にプレゼントしてくれました。

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テクノロジーに優しい心がこめられて美しく生まれ変わった卒業アルバム。
私にとってもっとも楽しく幸せだった青山学院時代の思い出が、いつでもページを開けばそこに輝いている、これはオリジナルの卒業アルバムより価値のある、私の永遠の宝物です。
Mちゃん、ありがとう!!!

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久保田招山大師範を偲ぶ午後

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私は高校時代、空手部部員として、日本空手界の先駆者のおひとりである大師範、故久保田招山(くぼたしょうざん)先生に、二年間に渡って松濤館流空手の指南を受けました。
当時、久保田先生の恩師であった大総帥、船越義珍(ふなこしぎちん)さんのお孫さんが偶然私たちの仲間にいたこと、そして久保田先生の実のご子息である廣美さん(写真/私のむかって右の男性)が私たちの英語の先生であったことなどから、このような素晴らしい大師範に直接武道の心を学べる機会を得られたのは、いま思えば本当に幸運なことだったと思います。

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久保田招山先生は(確か高校三年のときだったと思いますが)ある稽古のあと私のそばに歩み寄り、「大竹君は体がとても柔軟だ。まるでネコのようなので、おそらく二階から突き落としても怪我をしないだろう。ダンスに適しているかもしれないよ。」と、おっしゃってくださいました。
私はこの言葉を受け止めてダンスの道へと進路を定め、そしてその8年後にニューヨークに単身渡ったのでした。

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10月19日午後、当時の仲間であり、現在も後援会会員として私を支えてくれている頼もしい武士たちとともに久保田招山先生が眠る八王子の墓地を訪れ、33年ぶりにみなでご挨拶をしました。

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(写真提供:久保田廣美先生)

「ハンアの舞」初演にむけて

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銀座ヤマハ公演二日前、朝鮮の伝統音楽と伝説をモチーフに、フルートとギターのために書き下ろした最新作、「ハンアの舞」を初演予定(今年12月17日)のハンマダンホール(東京四谷、韓国文化院内)を視察、関係者の皆様と打ち合わせを行いました。
「ハンアの舞」は全三部構成。
ハンマダンホールは、このナンバー初演にうってつけの会場と思っています。

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青山学院・イン・サンダーバード基地!

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二週間にわたる今回の日本滞在中、唯一の完全オフ日であった10月13日の夜、青山学院時代のクラスメート8名が、私を都内の新名所「サンダーバード・カフェ」に招待してくれました。
素晴らしい8名の友人たちは、事前に私をどこへ連れて行くかを全く明かさず、さらに現地まではエスコートが付き添うという徹底した極秘ぶり。
いまもサンダーバードの大ファンである私は、この旧友たちによるプレゼントに心から感激しました。
私は青山学院初等部を卒業後、同中等部に入学しましたが、事情により一年生の二学期を最後に同校を退学、その後二度と青山学院の学びやに戻ることはありませんでした。
しかし、いまでもこうして私を大切に思ってくれる当時の仲間たちは、私にとって本当にかけがえのない存在なのです。

(写真提供/Ms. M.T.)

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