9.24 NY公演を終えて 大竹史朗が聴衆を魅了

アルゼンチンのフォルクローレ・ギタリスト、アタワルパ・ユパンキの再来、大竹史朗の公演会が24日夜、ハンターカレッジのラング・リサイタル・ホールで行われ、150人の聴衆が会場を埋めた。‘牛車にゆられて’ ‘牛追い’ や日本をテーマにした‘南部幻想曲’ ‘ヒロシマ忘れえぬ町’などを演奏した。
(週間NY生活 2005年10月1日号)

私にとってユパンキの音楽は、ベートーヴェンやバッハの音楽と同じく、崇高な精神と魂を持って書かれた天上の音楽です。ユパンキの後継者ですとか、よりによって再来などと呼ばれるのは本当に恐れ多く、決してあってはいけないことですが、私の音楽を聴いてそのように感じてくださり、公演前の‘顔’欄、さらに公演後の記事を書いてくださった三浦良一さんには心より感謝いたします。

またあわせて、今回の公演でお世話になった、ハンターカレッジのデパートメント・オブ・シアターのデニースさん、よみタイムの佐々木香奈さん、NYジャピオンの沖徹哉さん、デイリーサンの工藤さん、イマヘン・アルヘンティーナ紙のカルロス・ノボトニーさん、アタワルパ・ユパンキ基金のファニータ・サロッシさん、米国アルゼンチン人医師会のアデラ・ぺラルタさん、NY紀伊国屋書店の市橋栄一さん、日系人会の皆さん、また私のながきに渡っての友人であり、今回組曲‘ナンブ’のなかから、本当に短い準備期間であったのもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスで一曲歌ってくださったソプラノの大隅苓子(れいこ)さん、そして今回の素敵なポスターデザインをしてくださった、私の日本語サイトのウェッブマスターである山本理恵子さん、皆様にこの場をかりてお礼を申し上げます。

また、今回の公演の収益金の一部を、先日ニューオーリーンズを壊滅状態に追い込んだハリケーン‘カトリーナ’の救済活動のために寄付することを決めました。
コンサートに集まっていただいた多くの国籍の皆様(アメリカ、スペイン、メキシコ、グアテマラ、ペルー、アルゼンチン、ウルグアイ、トリニダ、チリ、イタリー、日本、香港、フィリピン etc etc...)に心より感謝します。

それから最後になりますが、今回同じ日に日本からの大きなイヴェントがかさなってしまったにもかかわらず、たいへんお忙しいスケジュールのなかを私のコンサートに足を運んでいただき、さらにその翌日の晩餐会にまでご招待してくださった在NY安藤裕康総領事大使、本当にありがとうございました。

2005年09月30日 | Reviews(新聞雑誌インタビューetc.etc...)