España Mayo 2020 スペインツアー 2020年5月

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Hace unos días recibí una invitación oficial a la España en mayo, 2020. Junto a Begoña Castro, la gran bailaora madrileña a quien más confío artísticamente, desde aquí a adelante haré un esfuerzo para que pueda tener un éxito nuestra “La Fuensanta,” el gran espectáculo homenajeado a María Teresa López.

María Teresa era una bellísima muchacha argentina que convirtió a la musa de Julio Romero de Torres a principios de siglo XX en Córdoba, Andalucía.

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Couple of days ago, I received the official invitation for Spain in May, 2020. From now on with Begoña Castro, an excellent Spanish ‘bailaora’ whom I trust more than anybody, I will stay focus on making success of our “La Fuensanta,” an homage spectacle dedicated to María Teresa López.

María Teresa was an extremely beautiful Argentine girl who became Julio Romero de Torres’ best muse in early 20th century in Cordoba, Andalusia.

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数日前、アンダルシアの権威ある芸術機関より、スペインへの正式な招待状(2020年5月)を受け取った。昨年東京で上演したものとはだいぶ姿を変えることになるが、20世紀初頭、家族とともにコルドバに移住し、そして彼の地の大画家、フリオ・ロメロ・デ・トーレスのミューズ(最高のモデル)となったアルゼンチン生まれの美少女、マリア・テレサ・ロペスにモチーフを得たスペクタクル「アンダルシアの聖女」、いかに本国で受け入れられるだろうか?

Soledad Montoya ソレダー・モントーヤの黒い悲しみ

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“Soledad y el mar,” la parte apertura de “Soledad Montoya,” mi obra nueva inspirada por la “Romance de la pena negra” de Federico Garcia Lorca.

“Soledad and the sea,” the opening part of “Soledad Montoya,” my newest composition inspired by Federico Garcia Lorca’s “Ballad of the black pain.”

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「ソレダー・モントーヤの黒い悲しみ」とタイトルしたオリジナル曲の序奏部、「ソレダーと海」の、一般には公開していない自宅練習動画。

ガルシア・ロルカの傑作詩集、「ロマンセーロ・ヒターノ(ジプシーのバラード)」におさめられた、著者自身のイラストによる若いジプシーの女性が主人公の「黒い悲しみのバラード」という詩にインスピレーションを受けたものだ。

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黒い悲しみのバラード(一部分のみ翻訳)

”ニワトリたちが地をつつきはじめる オーロラの夜明け
ソレダー・モントーヤが 暗い山をおりてくる

ソレダー あんた なんだってこんな夜明けにたった一人歩いているの
あんたには関係ないでしょ あたしはただ あたしが探すものを探しているんだから

木の葉がさざめく下 オリーブの大地が広がる

ああ ソレダー!あんたの悲しみはなんて深いんだろう
そしてまるで台所からベッドまでとどいてしまうような 地面をはう長い黒髪 

やがてソレダーは海にたどり着く
そして波が 彼女を呑みこんでしまう

ああ ジプシーの悲しみは とってもきれいでいつもひとりぼっち
ソレダー・モントーヤ アロンドラの水であんたのからだをお洗い

そして あんたの心が安らかであるように
ソレダー・モントーヤ!”

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これは、フラメンコをはじめとするスペインの文化にたいへんファナティックなロシアのサイト。

つい先日、このページで、キューバを訪れたアントニオ・ガデス舞踊団のショート・ドキュメンタリーを見つけて楽しんでいたところ、よく見ると一緒に、自分が香川京子さんと一緒に行った「ガルシア・ロルカへのオマージュ」が紹介されており、とても驚いた。

最近、アルゼンチンやスペイン関係の音楽サイトを見ると、よくこういうことがある。

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自分は現在、ユパンキやアルゼンチンのフォルクローレの演奏については、まあまあの評価を受けているが、ロルカに関してはまだまだこれからだ。
決してフラメンコ色を強く出さずに、きわめて独自の「イベロアメリカーナ」のスタイルでロルカの音楽世界を構築するのは容易ではないが、とてもやりがいがある。

ロシアは、言うまでもなく数多くの優れた文豪、そして大作曲家を生んだ国。

自分も2002年に同国を旅したことがあるが、人々はいまも美しい詩や文学、音楽を心から愛好する。
しっとりとしたギターの弾き語りを聴かせるいい感じのライヴハウスがモスクワにはたくさんあって、つめかけた人々が静かに音楽に耳を傾けている風景はとても感動的だった。

こういったかたちで紹介を受けることは、とても嬉しいことだ。

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ロルカの詩を読めば読むほど、ユパンキの’月’や’風’、そして’川’、’木々や花’といった自然界の事物に対してや、伝統音楽のリズムを擬人化して語りかけるような作風が、その原点をスペインの大文豪に持つことがよくわかる。

ユパンキが多感であった青年時代、彼より10歳年上だったロルカは、すでにアルゼンチンやウルグアイを訪れ多くの講演を行っていた。ユパンキはおそらく、この優れた詩人の文学をむざぼるように読んでいたのだろう。

死後27年が経ち、まったくその文学性がスペイン語圏以外に伝えられることなく、日本やヨーロッパの一部の愛好家を除いては、すでにほぼ世界的知名度ゼロに近いユパンキに対し、死後80年以上が経過してもなお、その文学が世界中の言葉に翻訳、そして出版が繰り返され、いまも多くのアーティストをインスパイアーし続けているガルシア・ロルカ。

ある点では、ロルカなど比較にならないほど優れているユパンキの文学性を決して消滅させることなく、いまよりもっと世界の人々に知ってもらうために、自分はいま、その”師匠的存在”といえるロルカの力を少々を拝借しているのだということを、現在、この素晴らしいアンダルシアの詩人に力を入れる理由のひとつとしてわかっていただけると嬉しい。

A beautiful day at the museum メトロポリタン美術館の1日

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Visitando el museo ‘Metropolitan’ después de 10 años para participar a una reunión de mi futuro proyecto en Nueva York.

Visiting the Metropolitan Museum (after ten years!) for the meeting of my future project in New York.

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爽やかな5月の土曜日の午後、現在計画中の、ニューヨークにおける次回プロジェクトの話し合いのために(10年ぶりに!)メトロポリタン美術館を訪れた。とてもいい話し合いで、自分もとても良い表情。

García Lorca por la gran actriz japonesa 香川京子さんによる「ガルシア・ロルカへの祈り」

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La versión completa de “La Guitarra (Homenaje a García Lorca),” junto a Kyoko Kagawa, una de las más mejores actrices en Japón.
Música: Shiro Otake. Filmadlo y dirigido por maestra Sumiko Haneda, la directora del documental más fina en Japón.

1. Madrugada de Granada ~Muerto de Lorca~ (solo de guitarra)
2. Canción de siete doncellas
3. Guitarra
4. Cancioncilla del primer deseo

(fue grabado durante mi recital en ‘CLUB MANDALA,’ Tokio, Japón el 14 de abril de 2017)

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The complete version of “The Guitar (Homage to García Lorca),” with the guest appearance of Kyoko Kagawa, one of the best actresses in Japanese movie history.
Music by shiro Otake. Filmed and directed by Maestra Sumiko Haneda, a finest documentary film maker in Japan.

1. Dawn of Granada ~Lorca’s death~ (guitar solo)
2. Song of the seven maidens
3. Guitar
4. Ditty

(Recorded live during my recital at ‘CLUB MANDALA,’ Tokyo, Japan in April 14th, 2017)

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香川京子さんの朗読による「ギターラ〜ロルカへの祈り〜」全曲版 (上記リンク)。
読まれる詩はすべてガルシア・ロルカ。作曲、構成は大竹史朗。ビデオ撮影および演出は、日本を代表するドキュメンタリー映像作家の羽田澄子さん。
2017年4月14日、東京南青山の’CLUB MANDALA’にてライヴ収録。

黒澤明、小津安二郎、溝口健二をはじめとする殆どの日本の大巨匠の作品に主演した名女優は、その若き日に、溝口監督から(相手役の演技に対して)「あなた反射してますか?」と厳しい演技指導を受けたそうだ。

このライヴの前、香川さんとは、ご自宅に伺ってニ時間ほど打ち合わせをさせていただいが、自分はそのとき、この日本の映画史が世界に誇るグラン・アクトリス(大女優)とは、決してリハーサルに多くの時間をかける必要はないと直感した。

そして当日、香川さんのパフォーマンスは、まさに自分のギターを「反射する」圧巻のパフォーマンスだった。

Mi destino con “Doña Guillerma” ギジェルマおばさんとの素晴らしい縁

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En 1989 el destino con “Doña Guillerma” y su hermosa familia me llevó al camino florecido hacia el Cerro Colorado y cambió mi vida para siempre.

In 1989, my fate with “Doña Guillerma” and her beautiful family took me to Argentina and changed my life forever.

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自分の人生を変えたユパンキの名曲「ギジェルマおばさんに捧げる歌」。中米ホンジュラスにおけるライヴより。

上の写真は、“ギジェルマおばさん”とその孫や曽孫たちと、アルゼンチン、コルドバ州北部のユパンキゆかりの土地、セロコロラドにて(1992年2月)。

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この歌は、「チャージャ」、もしくは「チャジータ」と呼ばれる、アルゼンチンのラ・リオーハ地方に伝わる伝承リズムを使って書かれた作品。

アクセントの位置が表や裏に複雑に入り組み、ギターのコードストロークとフィンガーピッキングが交差する、人が”慟哭”するようなさまを表現する高度な奏法が必要となるこの傑作曲は、たたみかけるような8分の6拍子の速いテンポを全編正確に刻みながら、そのうえにさらに自身の歌が乗るという、まさにアルゼンチン・フォルクローレの弾き語りの極致といって間違いないナンバー。

本来、ワインの産地として知られるラ・リオーハ地方で、ブドウの収穫のお祭りの際に賑やかに歌い踊られるリズムを、こうして親しかった老婆の死を悼む挽歌として用いたユパンキのセンスが光る。

プレイヤーは、その体に完全にメトロノームを埋め込み、リズムと一体化しなければ全く音楽として成り立たない。

ギジェルマおばさんは、ユパンキがアルゼンチン中で一番愛した土地、セロコロラドに暮らした女性で、山から摘んできた植物の根から不思議な色合いを調合し、”マンディル”と呼ばれた、馬の鞍の下に敷く毛織の敷物を縫い上げる名手だった。
ユパンキはこの女性が世を去った時、良き伝統文化を知る人々がこうして次々と死んでいってしまうことをたいそう悲しんでこの歌を作ったと言われている。

自分は1988年、ニューヨークで、ギジェルマおばさんの実の孫にあたるフォルクローレ奏者、エドワルド・マルティネスと運命的な出会いをしたことにより、翌89年、ユパンキに会うために、セロコロラドの彼の別荘を訪れることになった。

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ギジェルマおばさんに捧げる歌 / アタウアルパ・ユパンキ

グツグツ鍋と一緒に歌ってた 誰にも聞こえない調べを
山は秘密を語ってくれる その根っこを掘ろうとするものに

紫色のお月さん 蒼い空を彷徨ってる
そしてマンディルに縫いこまれたのは 真赤に染まったふたつの文字

ギジェルマおばさんが作ってくれたこのマンディル
四月の終わりの馬乗り大会には 俺たち里ものがおしゃれして勢ぞろい
なかでもいちばん おばさんのマンディル

作ってくれたのはギジェルマおばさん!
作ってくれたのはギジェルマおばさん!

この世にはまやかしがある どうして人生はこうなんだ?
年寄りばあさんたちは 決して死んではいけないのに!
俺たち里ものには もうマンディルたのめる人がいない!

作ってくれたのはギジェルマおばさん!
作ってくれたのはギジェルマおばさん!

Le Gitan New Yorkais avec la Solitude et la Passion

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