El Gran Escultor

高岡典男さんの芸術


私はこれまで、ほとんどモダンアートという分野に興味をもつことなく過ごしてきましたが、最近、ある日本の素晴らしいヴィジュアル・アーティストとの出会いから、その'暖かさ'と'シャープさ'をともに兼ね備えた、独特の感覚にあふれた現代美術の数々にすっかり魅了されるようになりました。

彫刻家、高岡典男さんです。


(写真は、去る四月、ドイツのエッセンで行われたアート・シンポジウムに招待を受けた高岡さんが、三週間にわたる現地滞在中に制作を行った平面作品3点。高岡さんは、日本帰国早々この写真を送ってくださいました。)

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2010年05月03日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

アグスティン・バリオス・マンゴレ 心優しきギターの楽聖 


演奏家として、今後決して忘れることの出来ない一夜となった2月26日のカーネギー公演の際、事前の主催者との話し合いの結果、私はアルゼンチンのアタウアルパ・ユパンキ、ブラジルのエイトル・ヴィラ=ロボス、そして私自身の作曲による作品を演奏しましたが、実は最後まで候補に残った作品がほかにありました。


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2008年12月20日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

素晴らしきギターの恩師 鈴木巌先生 II

完璧の極致に高められたギター

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私にとってかけがえのないギターの恩師である鈴木巌先生が、毎年いつもニューヨークまで送ってくださる年賀状とともに、昨年大成功をおさめた、先生のドイツでの公演の模様を報じた現地紙掲載の記事を送ってくださいました。


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2008年01月09日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

Dos Hombres Orgullosos Salteños

サルタの誇り高きガウチョと心優しき詩人


音楽家ならば、一生涯忘れられないコンサートというものが誰にでも必ずあることでしょう。
私にとってのそれは、3年前、アルゼンチン北部に位置する美しい町、'フォルクローレのゆりかご'と呼ばれるサルタ市で行った公演です。


私はこの公演が決まったとき、以前からレコードで親しんでいた、サルタ出身の(ロス・チャルチャレーロスや、ロス・トゥクトゥクなどと双璧をなす北部-ノルテーニャ-スタイルを代表する)フォルクローレ・グループ、'ロス・カントーレス・デル・アルバ'の代表曲のひとつであるサルタ賛歌、'Mi Traje de Gaucho(俺のガウチョ服)'をぜひ演奏しようと思いました。


そこで現地の主催者に連絡したところ、なんと、やはりサルタ出身で、このナンバーの作詞者である、ペドロ・セルバンド・フレイタさんご自身から楽譜が送られてきてまずビックリしたのですが、これに加えてさらに当日は、これまたサルタ出身の伝説的フォルクローレ・グループ、'ラス・ボセス・デル・オラン'の創設者であるフォルクロリスタ、マルティン'ピティン'・サラサールさんが全面的にサポートしてくれるとのニュースに、私はすっかり感激してしまったのです。


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2007年08月18日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

De Tanto Dir y Venir

'夢見ながら歩くものたち'とともに



'栗毛の馬'や'牛追い'、'牛車にゆられて'、'眠れるインディオの子'、そして'トゥクマンの月'などの名曲の数々を、決してコンサートにおいて欠かすことのできないたいへん重要なレパートリーとして持ち、これまで数多くのユパンキ作品の研鑽、演奏を続けてきた私ですが、実はこのところ、2005年春の東京オペラシティーでの二回公演の際に演奏した、'微笑みながら坊やは眠る'のそれ以来、新たなユパンキ作品をレパートリーにとりいれる作業から二年半ほど遠ざかっていました。


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2007年08月09日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos /El Mundo Maravilloso de Las Poesias |

素晴らしきギターの恩師 鈴木巌先生


私が現在、ギタリストとして国際的活動を続けていられるのは、少年時代にしっかりとしたクラシック・ギターの手ほどきをしてくださった鈴木巌(すずきいわお)先生のおかげです。
鈴木先生は、日本の音楽史上、海外における国際コンクール(1957年、モスクワ国際ギター・コンクール)で第一位グランプリに輝いた、わが国最初の音楽家です。

何年か前に、当時の鈴木先生の演奏の録音を聴かせていただいて、もうとにかくそのすごさに圧倒されたものですが、"ギターは美しい音色の楽器だよ。テクニックはあくまでもそれを表現するためのものでむやみやたらに誇示するものではない。"という先生の考え方は、いまも私の音楽のなかに、長年にわたってしっかりと息づいている大切な言葉です。

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2007年06月21日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

El Gran Poeta Granadino

日本へ出発する日が近づいてきました。今回の最初の仕事は、着いてすぐの3月17日に広島で開催される、広島スペイン協会の設立セレモニーへのご招待を受けての演奏です。

当日私は、スペインに縁のあるナンバーを数曲披露するつもりですが、そのなかのひとつとして、アルゼンチンのユパンキと、グラナダが生んだ大詩人、マヌエル・ベニーテス・カラスコ(1922-1999)の共作による「El Niño Duerme Sonriendo - 微笑みながら坊やは眠る」を予定しています。
カラスコの詩作は、日本でほとんど紹介されていないためとても残念ですけれど、現在セビージャの中心地には、彼の名を冠した通り、Avenida Poeta Manuel Benitez Carrascoがあるほどで、やはりグラナダに生まれた、世界的にその名を知られる大詩人、フェデリコ・ガルシーア・ロルカ同様、このカラスコの名はいまもアンダルシアの人々の誇りなのでしょう。

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2007年03月10日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos /El Mundo Maravilloso de Las Poesias |

Un saludo del Gran Bailaor !

ユパンキのサインのはいったギター同様、私にとってとても大切な宝物が、スペインが生んだ世紀のフラメンコ舞踊家、故アントニオ・ガデスが言葉をいれてくれたギターです。
これは私が少年時代はじめて手にした、日本の名ギター製作家、故中出阪蔵さん1978年製作の楽器で、私はこの楽器とともに成長しました。ガデスはその私の恋人ともいえるギターに、“コンパニェーロ(仲間、同志)よりシロへ”と、私が彼女(ギターはスペイン語では女性)をかかえたときにちょうどはっきりと見えるように書いてくれたのです。

スペインのバイラオールたちの踊りと、ほかの国のフラメンコ舞踊家の踊りの違いは単なる技術面の問題ではなく、なんといっても目のもつ光でしょう。そのなかにおいてもアントニオ・ガデスの踊りはまさに別格でした。彼は、その暗い光に満ちた目の輝きが生むワイルダネスと、上品で洗練されたエレガンスを同時にかねそなえた、きわめて数少ない天性の踊り手だったのです。
私は彼の踊りを見て、ほんとうに圧倒されたものです。

このギター、多くの中出ギターがそうであるように、生まれてからもう30年近く経つのにもかかわらず、その音色は年々さらに艶やかさを増すようです。 ただ、私が演奏するフォルクローレにはあまりに音がエレガントすぎるところがあって、実はもう演奏には使っておらず東京に置いてあるのですが、今年の3月27日、私にとってたいへん縁のふかい広島市の国際ホテルにおいて、新しく創立される広島スペイン協会の創立の式典にご招待を受けており、3曲ほど披露する予定でいます。
サウンド・ホールのなかには、“大竹史朗氏の為に之を製作”と中出さんがしっかりと書いてくださっているこのギター。
東京のスペイン大使館や、各地から来賓のみなさんがお祝いにかけつけるこのイヴェント、もしかしたら私は彼女とともに広島を訪れるかもしれません.。
Gracias, Don Antonio !!!
Gracias, Don Nakade !!!

このように見ると、少々へんなところに書いたなという感じですが、そこはさすがアントニオ・ガデス。
ギターが演奏者に身を委ね横たわったとき、どの部分がもっともよく目に映るのかを知っていました。

2007年02月09日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

El Gran Maestro Sureño Bravisimo !

2007年から私のコンサートプログラムにおいて、他の南米フォルクローレ音楽とともにプログラムを飾ることになるのが、ブラジルが生んだ大作曲家、エイトル・ヴィラ-ロボスのギター作品です。
ヴィラ-ロボスは、故郷の美しい海や大地の調べに対し最大の愛を捧げつつ、それらを敢然と芸術的レヴェルへと昇華させ、さらに彼自身生涯傾倒してやまなかったJ・S・バッハの音楽との融合を大胆に試みた末に至高のオリジナル・アートを完成させた、まさに20世紀の芸術音楽の世界に文字通り南米の熱い新風を吹き込んだ偉大なる作曲家です。
その膨大な作品のなかにいたっては手がけたギター曲は決して多いとはいえませんが、それまでソルやタレガといったスペインのギター・ジャイアンツが築き上げてきたヨーロッパの格調高い調べに、さらに新時代を思わせる革新的な奏法と魅惑的なサウンド・コーディネーションを与え、その結果、現代ギター音楽の最高のレパートリーの数々を作り上げた功績は、たとえもし彼がギター音楽だけの作曲家だったとしても、それは最大の賛辞に値する大芸術家です。


(エイトル・ヴィラ-ロボス 1887-1959)

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2007年01月25日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

バッハへの限りなき想い

あまりコンサートでは演奏しないものの、私自身日々研鑽を重ねているのがJ.S.バッハの音楽です。
残念ながら、バッハはギターのためにオリジナル曲を一曲も書きませんでしたが、無伴奏ヴァイオリンやチェロ、そしてリュートをはじめとした多くの器楽曲に、19世紀以降優れたギターソロ用アレンジが施され、結果、曲によっては原曲を凌ぐ深い内容となっているものも少なくありません。
私にとってバッハの音楽とは、そのほとんどがまれにみる厳格なリズム形式で支配されているにもかかわらず、そこから解き放たれる個々の音色は、まさに変幻自在に姿を変え時空を超え、幻想の深い森を走り抜け、天空を駆けめぐったかと思えば次の瞬間には急降下して海底を彷徨うあたかも一頭のペガサスを駆った旅のようなもの。
彼の音楽を弾くとき私達は、楽器という素晴らしい交信手段をとおして過去との対話ををすることがかなえられ、さらにはそこから溢れ出る美の極致ともいえる無限のエネルギーを吸収し、ついにはこの人類の至宝ともいうべき遺産をわかちあえることを喜ぶだけではなく、バッハという偉大なる巨人と同じ世界に生まれることができたことさえも誇りに思わずにはいられないのです。

(写真 ギターにアレンジされたバッハの傑作曲のひとつであり、私の愛奏曲中の愛奏曲、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第一番ロ短調のなかの「サラバンド」、およびその変奏「ドゥーブル」の楽譜。ギターで弾く際もオリジナルと同じキーで演奏されるため、なんだかバッハをぐっと身近に感じられます。)

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2007年01月06日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

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