素晴らしきレジー•ワークマン

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私がいまでも大好きなピアニスト、レッド•ガーランドのグループに属し、その後は60年代、おなじみジョン•コルトレーンやアート•ブレーキーのサイドマンとして活躍した名ベーシスト、レジー•ワークマンとそのトリオ出演ということで、昨夜は久々に「バードランド」へ。


そのデスギズヒカズのネットリとした色気にあふれるベースの調べに酔いしれました。

76歳、素晴らしいです!


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Thanks for listening, Shiro-san. Reggie Workman 2013.



2013年08月07日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

偉大なるシュヴァイツァー


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今日、9月4日は、20世紀最大の偉人のひとりである、アルベルト・シュヴァイツァー博士の47回忌。


写真は、私がとても大切にしている、博士によるバッハ作品のオルガン演奏をおさめた4枚組のCDアルバムと、日本語訳された名著、’バッハ(上巻および下巻)’です。


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2012年09月04日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

El Almirante

Se va el hombre con su barquito del dragon

久々に、サンバのリズムを使った、オリジナルのスペイン語歌詞による、私の作品にしてはかなり異色なアルゼンチン・フォルクローレナンバーを作曲中です。


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2011年06月01日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

SAKAZO NAKADE - 中出阪蔵さん 魂のギター


1978年、当時まだ少年であった私のために、いまも日本のギター製作家として最高峰的存在である故中出阪蔵さんが、一台の素晴らしい楽器を作ってくださいました。

まずは、その芯のある豊かな音色をお楽しみください。

私自身の演奏で、ヨハン・セバスティアン・バッハのリュート組曲第1番BWV996の二曲目におかれたナンバー、’アルマンド’です。


これは、なんのエフェクトもかけずに、ほとんど音の響かないNYの自宅のリヴィングで弾いたサラサラの地音ですが、中出さんの魂がこめられた、ギターが本来もつべき骨のあるあたたかみのあるサウンドが、このような録音でもいかに空間的なアコースティックをもっているかよくおわかりいただけると思います。


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2010年11月23日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

El Gran Escultor

高岡典男さんの芸術


私はこれまで、ほとんどモダンアートという分野に興味をもつことなく過ごしてきましたが、最近、ある日本の素晴らしいヴィジュアル・アーティストとの出会いから、その'暖かさ'と'シャープさ'をともに兼ね備えた、独特の感覚にあふれた現代美術の数々にすっかり魅了されるようになりました。

彫刻家、高岡典男さんです。


(写真は、去る四月、ドイツのエッセンで行われたアート・シンポジウムに招待を受けた高岡さんが、三週間にわたる現地滞在中に制作を行った平面作品3点。高岡さんは、日本帰国早々この写真を送ってくださいました。)

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2010年05月03日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

素晴らしきギターの恩師 鈴木巌先生 II

完璧の極致に高められたギター

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私にとってかけがえのないギターの恩師である鈴木巌先生が、毎年いつもニューヨークまで送ってくださる年賀状とともに、昨年大成功をおさめた、先生のドイツでの公演の模様を報じた現地紙掲載の記事を送ってくださいました。


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2008年01月09日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

Dos Hombres Orgullosos Salteños

サルタの誇り高きガウチョと心優しき詩人


音楽家ならば、一生涯忘れられないコンサートというものが誰にでも必ずあることでしょう。
私にとってのそれは、3年前、アルゼンチン北部に位置する美しい町、'フォルクローレのゆりかご'と呼ばれるサルタ市で行った公演です。


私はこの公演が決まったとき、以前からレコードで親しんでいた、サルタ出身の(ロス・チャルチャレーロスや、ロス・トゥクトゥクなどと双璧をなす北部-ノルテーニャ-スタイルを代表する)フォルクローレ・グループ、'ロス・カントーレス・デル・アルバ'の代表曲のひとつであるサルタ賛歌、'Mi Traje de Gaucho(俺のガウチョ服)'をぜひ演奏しようと思いました。


そこで現地の主催者に連絡したところ、なんと、やはりサルタ出身で、このナンバーの作詞者である、ペドロ・セルバンド・フレイタさんご自身から楽譜が送られてきてまずビックリしたのですが、これに加えてさらに当日は、これまたサルタ出身の伝説的フォルクローレ・グループ、'ラス・ボセス・デル・オラン'の創設者であるフォルクロリスタ、マルティン'ピティン'・サラサールさんが全面的にサポートしてくれるとのニュースに、私はすっかり感激してしまったのです。


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2007年08月18日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

De Tanto Dir y Venir

'夢見ながら歩くものたち'とともに



'栗毛の馬'や'牛追い'、'牛車にゆられて'、'眠れるインディオの子'、そして'トゥクマンの月'などの名曲の数々を、決してコンサートにおいて欠かすことのできないたいへん重要なレパートリーとして持ち、これまで数多くのユパンキ作品の研鑽、演奏を続けてきた私ですが、実はこのところ、2005年春の東京オペラシティーでの二回公演の際に演奏した、'微笑みながら坊やは眠る'のそれ以来、新たなユパンキ作品をレパートリーにとりいれる作業から二年半ほど遠ざかっていました。


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2007年08月09日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos /El Mundo Maravilloso de Las Poesias |

素晴らしきギターの恩師 鈴木巌先生


私が現在、ギタリストとして国際的活動を続けていられるのは、少年時代にしっかりとしたクラシック・ギターの手ほどきをしてくださった鈴木巌(すずきいわお)先生のおかげです。
鈴木先生は、日本の音楽史上、海外における国際コンクール(1957年、モスクワ国際ギター・コンクール)で第一位グランプリに輝いた、わが国最初の音楽家です。

何年か前に、当時の鈴木先生の演奏の録音を聴かせていただいて、もうとにかくそのすごさに圧倒されたものですが、"ギターは美しい音色の楽器だよ。テクニックはあくまでもそれを表現するためのものでむやみやたらに誇示するものではない。"という先生の考え方は、いまも私の音楽のなかに、長年にわたってしっかりと息づいている大切な言葉です。

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2007年06月21日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos |

El Gran Poeta Granadino

日本へ出発する日が近づいてきました。今回の最初の仕事は、着いてすぐの3月17日に広島で開催される、広島スペイン協会の設立セレモニーへのご招待を受けての演奏です。

当日私は、スペインに縁のあるナンバーを数曲披露するつもりですが、そのなかのひとつとして、アルゼンチンのユパンキと、グラナダが生んだ大詩人、マヌエル・ベニーテス・カラスコ(1922-1999)の共作による「El Niño Duerme Sonriendo - 微笑みながら坊やは眠る」を予定しています。
カラスコの詩作は、日本でほとんど紹介されていないためとても残念ですけれど、現在セビージャの中心地には、彼の名を冠した通り、Avenida Poeta Manuel Benitez Carrascoがあるほどで、やはりグラナダに生まれた、世界的にその名を知られる大詩人、フェデリコ・ガルシーア・ロルカ同様、このカラスコの名はいまもアンダルシアの人々の誇りなのでしょう。

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2007年03月10日 | Hombres Grandes,Criollos Fantasticos /El Mundo Maravilloso de Las Poesias |

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