ペルー公演滞在記 Dia 2

滞在二日目です。朝9時30分から、ペルーの人気放送局"RPP"に生出演しました。
これはテレビとラジオで同時に中継されるというもので、かなりのアピール度を誇る番組だそうです。
3人のキャスターたちからのインタビューに10分ほど答えた後、ユパンキの名曲"牛追い"を披露。もうずいぶんとラテンアメリカやヨーロッパのメディアに出演しましたが、とてもいいインタビューでした。出演後はかなりのインパクトがあったようです。
昨夜はオープニングセレモニー後、リマに長い日本人シェフ、Toshiro Konishi さんの日本料理店"TOSHIRO'S"にお邪魔して、おいしいお寿司や、メニューにはない特製のお肉をいただき、トラフグのひれで作られた日本酒(おいしかった!)を3ばいも飲み、リマでの最初の夜はすっかり日本料理三昧となってしまったので、今日は評判のペルー料理をランチで食べました。
食通の知り合いからすすめられたセヴィ-チェという、魚料理(カルパッチョのような?)がおいしく、この国の食文化の高さを認識です。

写真)人気放送局RPPのニュース番組に出演


左)RPPのニュース番組放送中
右)大使館招待客のための公演 カントリークラブヴィラにて

そうこうしているあいだに、もう今晩のカントリークラブヴィラ公演のリハーサルの時間になりました。
大平洋に面した丘のうえに立つこの高級会員制クラブは、ゴルフ場やテニスコートなどのスポーツ施設に加え、子どもたちが遊べるアミューズメントパークやレストランが整う素敵な建物です。ふだんラウンジとして使われているアコースティックのいい、天上の高い、木のフロアの会場は、抜群のPAをいれるため音のぬけは最高で気持ちよく、開演前はずっとそこでギターを鳴らしていました。
約300名を集めた、日本大使館招待客のための公演。最後はスタンディングオヴェ-ションを受け、アンコールに"コンドルは飛んでゆく"を披露。その後レストランに会場を移してのパーティーでは、集まった方々と楽しい語らいのひとときを持ちました。
大平洋のロマンティックな波の音を聞きながら、人柄のよいペルーの人々にかこまれた、素敵な時間がゆっくりと流れてゆきました。


左)アミアース!
右)公演終了後のパーティー

いつもコンサートの最後に演奏するナンバーが、オリジナル曲の"アミアス"ですが、美しい女性の名前をタイトルにしたこの歌は、ラテンの国で受けが良く、ときにフランスやイタリー、グアテマラなどから、この歌を聴いて大ファンになってしまった女性たちから"私よ、アミアスよ"などというすごいメールや電話をもらうことになることもあります。
今回も、女性たちが、"アミアスって誰?スペイン語圏の名前ではないってみんなで話して、結局ブラジルあたりにある名前じゃないかって結論に達したんだけれど" などと真顔でいうのでおかしくなりました。
"アミアス、きみは誰よりも美しい きみに肌は遠い小島に打ち寄せる白波よりも白く、きみの瞳はみたび翼をはえかわらせたハヤブサのそれよりも深い そしてきみのほほえみは 4月の牧場に咲くアネモネよりも甘い アミアス きみはいつもほほえみながらぼくの夢にあらわれる"
アミアスが誰かは言えません。
ただ、世界で一番美しい、清らかな花のような人だとお答えしておきましょう。

(Miercoles,4 de Noviembre,2005)
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2005年11月27日 | Shiro On Tour(ツアー & ライブ)