濱田滋郎対談 現代ギター社におけるインタビュー


赤坂Bフラット公演の翌日、11月30日、東京の現代ギター社において行われた、スペイン、中南米の音楽研究の分野では、世界的にも最も高いリスペクトを受けておられる日本の音楽評論家、濱田滋郎先生との対談形式によるインタビューにお招きを受けました。

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前夜のコンサートにもかけつけてくださった濱田先生は、この日、すでに私の音楽の本質の、実に深いところまでを正確に把握していらっしゃいました。
たいへんヴァラエティーに富んだ、充実した内容のインタビューになったのではと思います。


このインタビューは、来年の、月刊現代ギター誌2月号に掲載される予定です。


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ユパンキの名著であり、そしてわが国では、濱田先生の訳によって出版された”インディオの道”。
今回、先生にサインをいれていただき、宝物となりました。


1989年、私がアルゼンチン、セロコロラドのユパンキの別荘を訪れたとき、ドン・アタ(アタ親分‐ユパンキは生前、アルゼンチンの人々から、親しみをこめてこう呼ばれていました‐)に、まずはじめに聞かれたのが、”きみは日本人だね?それならジロー・ハマダを知っているかい?”という問いでした。


彼は日本において、濱田先生を誰よりもよき自身の理解者として信頼していたのです。


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なお、この本をそもそも私にプレゼントしてくれたのは、素晴らしいピントーラ(画家)のSeymiさんです。


私は、彼女が描く、独特な色彩とデザインによる美しい南米の絵の大ファン。


ぜひ、Seimiさんのホームページをご覧ください。


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こちらは、現代ギター社創立40年を記念して出版された”濱田滋郎の本 ギターとスペイン音楽への道”。


私はこの素晴らしい本を、ニューヨークに戻る飛行機のなかで一気に読みきりました。
特に感激したのは、冒頭にある濱田先生の半生記と、マエストロ・インタビュー集のナルシソ・イエペスと、ビクトリア・デ・ロス・アンへレスのチャプターです。


ぜひ多くの皆様に読んでいただきたい一冊だと思います。

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インタビューのあとは、今回の対談実現にご尽力いただいた、私にとっての新たな恩人、熊川玲子さんとともに、櫻井正樹現代ギター社代表取締役社長の奥様のお招きを受け、ご自宅で楽しいひととき。


濱田滋郎先生、熊川玲子さん、竹村淳さん、そして現代ギター社の櫻井正樹社長ご夫妻、中里精一編集長はじめスタッフの皆様に、この場をかりて深く御礼を申し上げます。


2009年12月04日 | Reviews(新聞雑誌インタビューetc.etc...)