水嶋淳さんの贈りもの


フラメンコやフォルクローレなど、エスニックギター音楽の演奏に必要不可欠なセヒージャ(カポ)。

私にとっての最大の愛器である、アルゼンチンのグレゴリオ・カブラルさん製作による二台のギターに、このうえなくフィットするデザインの美しいセヒージャを作ってプレゼントしてくださるのが、ユパンキの音楽をなによりも愛する東京在住のフォルクロリスタ、水嶋淳さんです。

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(左) 数年前にいただいた、じっくりと乾燥させた御蔵島産の木材に、メキシコの貝を飾りとして使用した美しいセヒージャ。水嶋さんは、昨年11月の赤坂における私のコンサートの際、「いい色になってきたね...。」と、とても嬉しそうでした。また彼は、その日の私の演奏に対して、「ユパンキのなんともいえない静けさと間が加わってきましたね。本当に素晴らしい。」と、賛辞の言葉をおくってくださいました。


(右) 今年の4月、東京公演の際にあらたにプレゼントしていただいたセヒージャ。今度はアフリカ産の木材ということで、なんとなくドスの利いた、エネルギッシュなムード(ヴィラ=ロボス風?)です。今回も水嶋さんは、私のパフォーマンスを心待ちにしてくださっていましたが、残念ながら直前に体調を崩してしまったため、コンサートに間に合うよう、わざわざ宅配便で届けてくださいました。


(二枚の写真は、クリックすると大きなサイズでご覧いただけます。)


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水嶋さんの手作りによるセヒージャは、プラスティックや金属を大幅に使って大量生産される市販のものとはまったく異なる、生命をもった自然の木材がふれあうことによって、あたたかいナチュラルなサウンドをプロデュースする完全な手工芸術品です。


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木と木のフリクション(摩擦)だけでキュッととめられるため、長く使っていると次第にすりへってきて止まりが悪くなってきますが、彼はそんなときのために、わざわざ'松ヤニ'を同封してくださいました。


このフォルクロリスタがどんな素敵な人物か、上の写真からよくおわかりいただけると思います。

大切にしますよ!


2010年04月28日 | Mis tesoros preciosos(世界の人々からの素敵なプレゼントの数々)