ラ・ベンゴ・ア・デハール - サンティアゲーニョの誇り

アタウアルパ・ユパンキの素晴らしき詩の世界 XVII


現在私が、決して大袈裟ではなく全身全霊をこめてその解釈とインタープレテーションに励んでいるもの、それが、目下の私にとってのユパンキ芸術の真髄ともいえる「ラ・ベンゴ・ア・デハール」です。


写真は、1992年2月16日、アルゼンチン、コルドバ州の集落シンサカーテにおいて、同国解放の英雄のひとりであるファクンド・キロガの記念碑に、その命日をリスペクトするために集まったガウチョ連合の青年たちとともに撮影されたスナップ。
中央のジャケット、ジーンズ姿が私です。
私は小学校時代から乗馬に親しんでいましたので、乗馬で彼らにひけはとりません。
私たちはこの後ともに馬を駆り、そしてギターを弾いて歌いました。


ファクンド・キロガは、このシンサカーテにほど近い、バランカ・ヤコ(スペイン語と先住民のケチュア語の混合語で”水の峡谷”の意)に没しました。
バランカ・ヤコは、北部コルドバと南部サンティアゴのほぼ国境に位置し、かつてここには南米最後の副王領リオ・デ・ラ・プラータへと続くロイヤルロードがあったそうです。

「ラ・ベンゴ・ア・デハール」は、かの地サンティアゴ地方の民族魂がうたわれた、私が、いまの私の年齢に到達するまで、ずっと長い間その研鑽をおあずけにしてきたナンバーです。


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2010年07月31日 | El Mundo Maravilloso de Las Poesias

Guitarrita de Plata


私の大恩人、山田洋次監督のご長女美穂さんが、銀製の美しいギターシェイプのブローチをプレゼントしてくださいました。

小さなものですが、たいへん精巧な作りで、今後の私のコンサート時の素敵なお守りとなってくれるでしょう。


¡Gracias Miho-san!


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2010年07月15日 | Mis tesoros preciosos