母校における特別講演 アルゼンチンのメディアがスピード報道
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昨年4月23日、私の母校である、東京お茶の水の文化学院においてに行った特別講演が、アルゼンチンのメディアによって大きな報道を受けました。
これは、同校の創立記念日を祝う特別講義としてご招待を受けたものですが、こうして国際的な意義をもてたことを心から嬉しく思っています。
現在、このほかにも、新聞、ラジオ局、そしてオンラインの大手ヤフーなどが様々な見出しによって、ユパンキに対する私の強い思いを報じてくれています。
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日本人ギタリストによる、東京におけるユパンキへのオマージュ
その音楽、そしてその哲学的思想をアタウアルパ•ユパンキから学んだ大竹史朗は、1990年代から、この南米最大の民衆文化の巨匠の作品を広く世に広めるためにすべての情熱を傾けている。
ユパンキは、1950年代からもっとも高い評価を日本で受けたラテンアメリカ系アーティストである。
世界的な知名度をいまも誇る、南米最大の民衆芸術家、アタウアルパ•ユパンキへのオマージュ公演が、日本人ギタリスト、大竹史朗によって昨日行われた。
大竹は、日本の首都、東京の文化学院オーデトリアムにおいて、第一部を”ユパンキと私”とタイトルした講演で幕を開け、そして第二部、’栗毛の馬’、’風が歌う地’、’ヒロシマ〜忘れえぬ町’のライヴ演奏で幕を閉じるスペクタクルを構成した。
大竹は東京生まれの東京育ちで、現在ニューヨーク在住。
ユパンキを自身の”魂の師”と仰ぎ、”エル•アリエーロ(牛追い−ユパンキの傑作曲)”を芸名として名乗り、南米フォルクローレに自作曲を加えた演奏活動を行っている。
1950年代、ユパンキは、ラテンアメリカ民衆芸術のパイオニアとして日本に紹介され、数多くの公演ツァーを同国で行い、以降、アバロス兄弟やロベルト•ゴジェネチェなど、その他多くの南米アーティストたちが日本で認知を受ける礎を築いた。
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この記事は、昨年の4月24日付けのもので、イヴェントの翌日にはやくもリリースされています。
私はこれについてはまったくいままで知らずにおり、つい先日アルゼンチンの親しい友人から教えてもらってビックリしました。
当然のことながら公演当日、会場でアルゼンチンのメディアの取材を受けたわけでもなく、また、こちらからこの情報を同国の新聞社などに流したおぼえもありません。
私の知らないところで、私の活動が南米のメディアによって報じられることは多々あります。
しかし、なぜこのイヴェントが、このようなスピードでアルゼンチンのメディアに取り上げられたのかはまったくもってナゾです。
いずれにしても、私は今後もアルゼンチンのフォルクローレとユパンキ作品を、誰が聴いても恥ずかしくないレヴェルでの演奏を心がけたうえで、ニューヨークに暮らす日本人ミュージシャンとして、さまざまな融合を試みた独自の音楽をクリエイトしてゆく所存でいます。
2013年04月22日 | Reviews(新聞雑誌インタビューetc.etc...)