大竹史朗 アルゼンチンの夜

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大竹史朗 アルゼンチンの夜


ニューヨークを拠点に活動するギタリストの大竹史朗は15日夜、ミッドタウンにあるアルゼンチン領事館で「アタウアルパ・ユパンキに捧ぐ」と題する公演を開催した。アルゼンチンの国民的フォークギタリスト・ユパンキ(1908-1992)の7曲を、哀愁や激しさを織り交ぜて、演奏と歌で披露した。


 本公演はアルゼンチン領事館主催。アドリアーナ・トロッタ副総領事が「アルゼンチン人ではないが、我が国の音楽を世界に紹介してくれることに感謝し、また誇りに思う」と大竹を紹介し、「ユパンキから直接指導を受けた」と説明すると、会場からは感嘆の声があがった。次々と演奏される名曲に、聴衆は懐かしそうな表情で聞き入り、最後の「トゥクマンの月」は大合唱になった。


公演後のレセプションで、トゥクマン出身というぺティ・ホワンさんは「彼はナイスよ」と親指を立てていた。大竹さんも「領事館で4回公演させていただいたが、今回が最高によかった」と言い、アルゼンチン人の激励や賞賛の言葉に嬉しそうに答えていた。

(小味かおるさんによる文、および写真)

週間NY生活:2013年8月24日号より


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2013年08月24日 | Reviews(新聞雑誌インタビューetc.etc...)