アルゼンチン風バッハ第3番 ”エル・ギタリスタ” II
バッハの”無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番フーガ”をバックに朗読される”エル・ギタリスタ”。
今日はそのパート2、後半部分をお楽しみいただきます。
アルゼンチン風バッハ第3番 ”エル・ギタリスタ” I
11月29日の夜、東京赤坂で出演するコンサートにおいて、2曲演奏予定の、私自身のアイディアによる、バッハとユパンキのサウンド・クロスオーヴァー、”アルゼンチン風バッハ”。
当夜は、私がそのなかでももっとも新しい第五番`マヤ・レクイエム`と、もっとも最初に完成させた第一番`プレリュードBWV996+兄弟たち`の二編を演奏しますが、今日ここで、みなさまにご紹介しようと思うのは、かのフランシスコ・タレガの手によりバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番からアレンジされ、ギターの傑作曲として生まれ変わった`フーガ`のうえに、ユパンキの随想集”インディオのしらべ”におさめられた”エル・ギタリスタ(ギター弾き)”を読み上げる、アルゼンチン風バッハ第三番です。
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`エル・ギタリスタ`は、のちに南米音楽最大の巨匠としてその名を馳せることとなる少年時代のユパンキが、生まれ故郷であるアルゼンチンの片田舎の集落において、あたたかい家族、そして豊かで美しい自然に囲まれながら、いかにギタリストとしての道を歩むようになったかを、ときに愛らしく、ときに神秘的に記した、実際の本の中では4ページにおよぶ長丁場。
本日はまずパート1、前半部分をお楽しみください。
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