ギターとソプラノのためのオリジナル歌曲集‘女神の歌’

名ソプラノ、田村麻子さんとのデュオで


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‘寄寿(よりじゅ)’、‘スジャパ~神の花園’、そして‘マトーコタンの物語’の3曲からなる、私自身の作詞作曲による歌曲集‘女神の歌’を、NYをベースに大活躍中のオペラ歌手、田村麻子さんとのデュオによって、12月11日、ニューヨークにおいて初披露する運びとなりました。

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堂々三大テノールとの共演経験をもつ田村麻子さんは、全米、そして世界中で高い評価を受けるソプラノ歌手。
現在も、世界中のオペラカンパニーからの主役招聘により忙しい毎日を送っておられますが、昨夜、「マダム・バタフライ」の公演先のフロリダから、“3曲、練習はじめています。”とうれしい連絡をくださいました。


田村さんとは、9月の末に、私が現在NYで大変お世話になる方のご紹介によってお目にかかり、お昼をご一緒しながらすぐに意気投合。
彼女は、‘マトーコタンの物語’の楽譜を注意深く見ながら、“史朗さんには(シューベルトの)「魔王」の影響がありますね”とコメントし、いきなり私を驚かせてくれました。

私の作品でも、特にこの‘マトーコタン’や、‘テノチティトラン’、‘マリア・ルイサの城’といった大作にある、物語風の自由で大胆な展開は、すべて私が小学生のときにきいて、眠れなくなるくらいショックを受けた、シューベルトの傑作歌曲‘魔王’にその原点があるのはまちがいありません。

それを指摘したのは彼女がはじめてです。


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今回12月11日は、ご招待のお客様のみ対象としたお披露目パフォーマンスとなりますが、私はすでにこの3曲が、田村さんの歌声によって素晴らしい音楽になることを確信しています。

2011年10月17日 | Knight's NY diaries(ニューヨーク日記)