ラテン音楽名曲名演ベスト111
ラテンアメリカの歴史的名曲名演111曲を厳選、解説。そしてさらに25曲収録のスペシャルCDが付録された豪華新刊書’ラテン音楽名曲名演ベスト111’が、去る6月10日に日本で出版されました。
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当然のことながら、エントリーされたほとんどのインタープレテーションは、本場ラテンアメリカの素晴らしいアーティストたちによる音源ですが、嬉しいことに私の演奏による’ヒロシマ 忘れえぬ町’(最長4ページにわたる解説)が、美空ひばりさん、藤沢嵐子さん、クリスティーナ三田さんといった、わが国が誇る名女性歌手のみなさんのお名前とともに、このゴージャスな書籍を飾ることとなりました。
写真は、著者の竹村淳さんが、早速一部わざわざニューヨークまで郵送してくださった’ラテン音楽名曲名演ベスト111’。
竹村さんのラテンアメリカの文化に対する愛と情熱と理解が、そのまま一冊の本に姿をかえた、音楽ファン必携の名著です。
(私は、ジョアン・ジルベルトによる’想いあふれて’というナンバーが好きだったのですが、恥ずかしいことに、今の今まで誰が歌っているなんという歌か知らなかったため、この曲が収録されている付録CDを嬉しく聴きました。)
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NYの夜景に響くオマージュコンサート
(USウイークリー・ビズ 6月25日版より)
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名工、故中出阪蔵さんに、この風格ある素晴らしいギターを作っていただけたのは、偏に恩師鈴木巌先生のおかげです。
今日、鈴木先生はちょうど79歳のお誕生日を迎えられたので、お祝いのよいご報告ができました。
スペシャル・ギタークラス at マンハッタン・スクール
昨年行った'ミドリ&フレンズ'との仕事をきっかけに、私は現在、アメリカの子どもたちの指導に少なからぬ情熱を傾けています。
去る6月23日の午後、ニューヨークの小学校‘マンハッタンスクール・フォー・チルドレン’に招待を受け、子どもたちの授業の一環として楽しい時間をもちました。
この学校は、ニューヨークの小学校のなかでもたいへんよい教育を行う評価の高い学校で、今日、クラスメートの前で、私とのギターデュオによる共演の夢をかなえたのは、同校に通学する、目下私のギターの生徒のなかでも最年少(8歳)のサム君です。
「アルゼンチン風バッハ」 コンサート批評
昨秋11月、東京のアルゼンチン大使公邸において行ったコンサートの批評が掲載された「現代ギター誌」2月号を、同誌編集部の皆様がわざわざニューヨークまで郵送してくださいました。
マヤの国からの贈り物 ② ’オーガニック・バッハ’
グアテマラの少女から贈られた愛らしいバッハの肖像画。
大喜びの私に対して、彼女はふたたび世界にたったひとつの素敵なプレゼントをしてくれました。
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今度はなんと、すべて彼女が暮らす土地の植物を使って作られた’オーガニックカード’。
この、少々ロバート・プラント風(?)青年バッハには、ダンドク、バラ、シンゴニウム、ブーゲンビリアの花びらと、ヒヤシンスの葉っぱが使用されているそうで、カードを開くと、”オーラ、バッハ!(やあ、バッハさん)”なる、”バッハさん、あなたの素晴らしい音楽にありがとう。私の大好きな音楽家をインスパイアーするあなたの音楽。こうして私はあなたの顔を植物を使って描けることをとても嬉しく思います。”と記されたメッセージがありました。
自分が専門に演奏する音楽の本場に暮らすファンから、こんなに素敵なプレゼントを受け取るミュージシャンもそう多くはないでしょう。
私はこれからも、この少女を決して裏切ることのないピュアーな音楽を創ってゆきたいと思っています。
El Almirante
久々に、サンバのリズムを使った、オリジナルのスペイン語歌詞による、私の作品にしてはかなり異色なアルゼンチン・フォルクローレナンバーを作曲中です。