ニューヨークを作り上げてきた移民たちの歴史を祝う“Immigrant History Week”最終日の4月20日、クロージング・プログラムとなる私のコンサートが、無事成功をおさめました。
15日の東京銀座王子ホール公演の直後、17日に東京-ニューヨークを移動しての、かなりタイトな日程での大一番でしたが、会場となった、ニューヨーク・インターナショナル・センターの満場のお客様を前に、ユパンキの「栗毛の馬」、自作の「ラ・サンティアゲーニャ(南米舞曲第一番)」、「ダヒュ」、「南部幻想曲」、「パンパ前奏曲(南米舞曲第一番)」、「ペペのサンバ(南米舞曲第一番)」、「パチャママの踊り(南米舞曲第一番)」、そしてラストにユパンキの「牛追い」、アンコールに「コンドルは飛んでゆく-花祭り」を、ニューヨーク独特の熱気につつまれて演奏。アメリカにはじめて渡ってからはやくも20年近くの歳月が流れたことをかみしめながらのパフォーマンスは、おそらく今後、私にとっても忘れられない公演となることでしょう。
今回、このイヴェント開催にあたって、ニューヨーク市に対して私の出演を強力にプッシュしてくださった、インターナショナル・センターのショーン・ムーリンさん、キャスリン・ボンさんにこの場を借りて深く感謝を申し上げます。
また、今回のこのイヴェントでは、多くのボランティアーの方々が毎日スタッフとして運営に携わってくださいました。
その方々へのお礼として、私のCDアルバム30枚をプレゼント用にとりはからってくださったニューヨーク市およびスポンサーの皆様、そしてなかにはいってプロセスを進めてくださったメアリー・べス・ホルマンさんに心より御礼申し上げます。
この意義あるイヴェントのオープニング・ナンバーは、やはり私にとってなににもかえられないユパンキの「栗毛の馬」でした。
一番弟子(?)、岩田邦裕さんをサイド・ギターに加え、「ダヒュ」をNY初演。
彼は今日、安定した素晴らしいギターワークとバウロン(ボーラン)を聴かせてくれました。
時差をもなんのその!ヴィラ=ロボスに捧ぐ「南米舞曲第一番」。
会場と一体となっての「コンドルは飛んでゆく」。
これまでニューヨークは私に数多くのプレゼントをしてくれました。今回、そのニューヨークのために、私の南米音楽が役に立てたことを本当に嬉しく思います。
公演後、関係者の皆さんと。むかって一番左が、センターのプログラム・コーディネーターのショーンさんとキャスリンさん(右から3人目)、そして一番右が岩田邦裕さん。 また、バウロン(ボーラン)をもつ私の左は、駆けつけてくれた私の恩人、アタウアルパ・ユパンキ基金のファニータ・サロッシさん。
皆さん、ありがとう!!!