Bachianas Neoyorquinas en Seoul, Corea del sur 2012

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4月13日、ソウルの新しいクラシック音楽ホール、‘イルシンホール’において行った公演が大成功裡に終了しました。
以下、ニューヨークに戻ってから、ようやく写真の整理をした滞在記です。


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今回のソウル招聘のきっかけを作ってくれたのが、フルート奏者のキム・ヒスクさん。
ドイツに長く暮らし、多くのオーケストラとの共演経験をもつ彼女の音色とテクニックは、非の打ち所の無い素晴らしいものでした。

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コンサート・タイトルは、’バッハ・イン・ラテンスタイル’。
バッハ、ヴィラ=ロボス、ピアソラに、さらにユパンキと私のオリジナル曲が加わったレパートリーは、おそらく過去にまったく前例のないものだったにちがいありません。
私も、クラシックギターの奏者以外は、今回が初の本格的クラシック器楽奏者との共演。
ヒスクさんも、楽譜よりも、もっぱらフィーリングを重視するフォルクローレのスタイルをなかなか受け入れられず、衝突することも幾度かありましたが、真の芸術というものは、こうして異文化の激突のなかから融合を生み、そのなかから新たな伝統として培われてゆくものだと私はつねに思っています。
今回私が、通常の歌とギターのヴァージョンの上に、バッハ風インプロヴィゼーション展開部のフルートを乗せたアレンジによる’栗毛の馬’は、終了後、多くの人々から賞賛の言葉をいただきました。
ユパンキもきっと喜んでくれたと思います。
結果、ヒスクさんと私は、国境を越えて素晴らしい友人同士になれました。

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本番直前、当夜のハイライトナンバーのひとつ、アストル・ピアソラの’タンゴの歴史/タンゴ物語’を入念にチェック。
ヒスクさんは公演終了後、”私はいままで、本当に技術の高いクラシックギターの奏者と幾度もこのナンバーを演奏したけれど、今日、シローと演奏したのがこれまででいちばん気持ちよかった。”とニッコリしながら言ってくれました。
フォルクローレ風ピアソラも、いつか日本での披露もあるかも...。
一年前にできたばかりという今回のコンサート会場’イルシンホール’は、音響抜群の素晴らしいホールでした。

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開演直前、韓国でもっとも愛され、そして尊敬を受ける国民俳優、アン・ソンギさんの突然の控室訪問にビックリ!
アンさんについては、つい最近日本の岩波書店から、’アン・ソンギ-韓国国民俳優の肖像-’というタイトルの素晴らしい書籍が出版されました。

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公演は無事大成功。
”モシッソヨー(カッコイイー)!!!”

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コンサート後は、演奏に感激してくださったアン・ソンギさんからご自宅への招待を受け、なんとちょうど公演翌日が誕生日であった私のバースデーパーティーを!
アンさんがコンサートに来てくださるということは前からわかっていましたが、まさかお家にお招きいただけるとは思わず、もう大感激でした。

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私からのアンさんへのおみやげは、きのとりこさんによる私の大好きな絵本、’ここにいるよ!めいろないきものたち’。

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奥様のオ・ソヨンさんも、とっても素敵な方です。

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深夜午前零時直前、バースデーカウントダウン。

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本当に素敵なバースデーでした!

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左から、キム・ヒスクさん、私、オ・ソヨンさん、そしてアン・ソンギさん。
私はこの演奏旅行を、生涯忘れることはないでしょう。