私がいまでも大好きなピアニスト、レッド・ガーランドのグループに属し、その後は60年代、おなじみジョン・コルトレーンやアート・ブレーキーのサイドマンとして活躍した名ベーシスト、レジー・ワークマンとそのトリオ出演ということで、昨夜は久々に「バードランド」へ。
そのデスギズヒカズのネットリとした色気にあふれるベースの調べに酔いしれました。
76歳、素晴らしいです!
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Thanks for listening, Shiro-san. Reggie Workman 2013.
大いなる人々、そして素晴らしき南米人たち
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今日、9月4日は、20世紀最大の偉人のひとりである、アルベルト・シュヴァイツァー博士の47回忌。
写真は、私がとても大切にしている、博士によるバッハ作品のオルガン演奏をおさめた4枚組のCDアルバムと、日本語訳された名著、’バッハ(上巻および下巻)’です。
久々に、サンバのリズムを使った、オリジナルのスペイン語歌詞による、私の作品にしてはかなり異色なアルゼンチン・フォルクローレナンバーを作曲中です。
1978年、当時まだ少年であった私のために、いまも日本のギター製作家として最高峰的存在である故中出阪蔵さんが、一台の素晴らしい楽器を作ってくださいました。
まずは、その芯のある豊かな音色をお楽しみください。
私自身の演奏で、ヨハン・セバスティアン・バッハのリュート組曲第1番BWV996の二曲目におかれたナンバー、’アルマンド’です。
これは、なんのエフェクトもかけずに、ほとんど音の響かないNYの自宅のリヴィングで弾いたサラサラの地音ですが、中出さんの魂がこめられた、ギターが本来もつべき骨のあるあたたかみのあるサウンドが、このような録音でもいかに空間的なアコースティックをもっているかよくおわかりいただけると思います。
私はこれまで、ほとんどモダンアートという分野に興味をもつことなく過ごしてきましたが、最近、ある日本の素晴らしいヴィジュアル・アーティストとの出会いから、その’暖かさ’と’シャープさ’をともに兼ね備えた、独特の感覚にあふれた現代美術の数々にすっかり魅了されるようになりました。
彫刻家、高岡典男さんです。
(写真は、去る四月、ドイツのエッセンで行われたアート・シンポジウムに招待を受けた高岡さんが、三週間にわたる現地滞在中に制作を行った平面作品3点。高岡さんは、日本帰国早々この写真を送ってくださいました。)