3月末から約二週間滞在した日本。
思ったより肌寒い日が続くなか、このときばかりはまるで初夏を思わせるような素晴らしい晴天となった4月10日と11日、東京において連続ライヴを行いました。
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まずは4月10日、土曜日。
会場は、渋谷の中心地に位置するゴージャスな’東京メインダイニング’。
100名のお客様を集めてのパフォーマンスとなりました。
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この日私は、通常のギター演奏のあとのスペシャルアンコールとして、サックスの藤本三四朗さん、そしてピアノの鈴木厚志さんをバックにグラン・ソルプレッサ(ビッグ・サプライズ)。
本邦初公開のハンドマイクにて、’ウエストサイド物語’メドレーを披露。
会場からお客様をステージにあげる演出で盛り上げ、”COOL!”
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コンサート後のひととき。
女性たちが手にしているのは、人呼んで”シロくん人形!”
この日発売となった、すべて手作りによるこの人形は、収益の一部がアルゼンチンの先住民の子どもたちに寄贈されます。
おかげさまで、二日間で40個も売れました。
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一夜明けて4月11日、日曜日。
この日の会場は、ガラリとムードを変えたラテンダンスクラブ”サルー!”。
かつて私が出演していた、ニューヨークのヒスパニック系ナイトクラブを思わせるような、ひなびた場末風店内がなんともいいムード。
かけつけてくださった鈴木巌先生、そして濱田滋郎先生の姿も見えます。
開演10分前には、はやくも酸欠状態寸前の超満員となりました。
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公演プロデュースと司会進行担当の竹村淳さんとのトークをまじえながら、ユパンキ、バッハ、ヴィラ=ロボス、そして自作品を披露。
そしてなんといってもこの日のハイライトは、日本を代表するボリビア音楽コンフント’グルーポ・カンタティ’を率いるエルネスト河本さんをスペシャルゲストに迎えたクライマックスナンバー、”テノチティトラン三部作”。
河本さんは、アンデス高原に響き渡るかのようなケーナと、神秘的な音色のサンポーニャを交互にもちかえ、この作品を完璧に仕上げてくれました。
この”グラン・チョリート・ハポネス(日本のすごいインディオ)”は、ミュージシャンとしてだけではなく、一人のオンブレ(男、人間)として心から敬愛できる人物です。
「ムーチャス・グラシアス!河本さん!」
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今回もこうして、たいへん充実した日本滞在を送ることができました。
関係者の皆様、そしてコンサートにお越しいただいたすべての皆様に、この場をかりて心より感謝申し上げます。