Una guitarra que llora, Ignacio M. Rozas

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En mayo, 1995, me enamore con una hermosa guitarra en Madrid.
Modelo F1 hecha por Maestro Ignacio M. Rozas. Ella ha sido conmigo, y me ayudando que hacer la creación artística por 25 años.

In May, 1995, I fell in love with a beautiful guitar in Madrid.
Modelo F1 by Maestro Ignacio M. Rozas. She has been with me helping my music creation for 25 years.

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1995年5月、マドリードのあるギター製作家の工房において、自分は美しいギターと恋に落ちた。

イグナシオ・M. ローサス。この楽器は、それ以来四半世紀に渡って自分とともに世界中を旅し、そして独自の音楽のクリエイションを助けてくれている。

これらの動画は、いずれもオリジナル・ギターソロ曲。

2本がライヴ(日本の世界一周豪華クルーズ飛鳥II・ギャラクシーラウンジ)で、もうひとつは自宅で撮ったものだが、クオリティーの高いPAによる響きはもちろん、ふたつめの携帯電話の録画機能を使って、まったく音の響かない部屋での撮りっぱなしのサラサラの音質でも、この楽器がいかに優れているかをよくお分かり頂けると思う。

ローサスの楽器は、少々握りが硬いため、日本ではあまり人気がないという話を聞いたが、このサステインの効いた硬質なサウンド、そして他の楽器ではまず得ることのできない”泣き”のフィーリングこそが、自分を25年もの間インスパイアーし続けているものだ。
基本的にはフラメンコモデルだが、この美しいギターが、フラメンコだのクラシックだのといった狭い次元を超越したサウンドバランスを持つことを、自分は最初のひと弾きで確信した。

弦は、クラシックのダダリオ・プロアルテのノーマルテンションを使用している。

ただ近年、さすがにアクションが高くなってきたり、ボディーに痛みも見えてきたので、一昨年、マサチューセッツ州に暮らす、ある優れたアメリカ人のリペアマンの手によってオーバーホールをしてもらった。
この飛鳥におけるライヴ二本は、修理後、最初のパフォーマンスだが、自分は彼の仕事に対し、100パーセント満足している。

ローサス氏のマドリードの店は広く、奥が工房で、ガラス窓ごしに彼の作業が見られるようになっていた。
マエストロは、自分が試し弾きしていると、工房の外に出てきて、仕事の手を休めてその音をずっと聴いていたが、”それはアルゼンチンの音楽だね?”と、まず尋ねたあと、”それはあんたのギターだね。”と言って、大幅な値引きによる「もってけドロボー」価格で譲ってくれた。

彼の言葉通り、このギターは今後も自分をずっと助けてくれるだろう。

¡Muchas gracias Maestro Rozas!