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今秋11月の日本への旅行は、到着した三日後から1週間の間に4公演(そのうち2日は移動)という、きわめてタイトなものになるが、プレイする全てのレパートリーにおいて、これまで培った、自身のギターのテクニックや精神性はもちろん、それ以外に、何か目に見えない力の「御宿り」が必要になると感じている。
僕はこれまで、世界のいろいろな国々で意義のある公演をしてきたが、今年の11月9日から16日までは、僕の音楽人生で、特に重要な1週間になるだろう。

今日、8月15日は、80年前、多くの破壊と犠牲、そして深い悲しみのなかで訪れた無条件降伏の日。奇しくもアメリカの土地において、きわめて重大なサミットが行われる。
これ以上、この天から授けられた美しい星を破壊しないよう、あらためて、目に見えない力に対する畏敬の念を持ち、同じ惑星人として幸福に暮らす道を考えてもらいたい。

銀河系の距離を仮に130キロと考えると、僕たちの地球のある太陽系は、たったの2メートルに過ぎないという。
天にとって僕たち人間は、僕たちが地面のアリを見下ろすよりも、はるかにちっぽけな存在であることを決して忘れてはならない。

(8/13、ニューヨーク郊外にて撮影)