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Creo que las interpretaciones de Bach de la guitarrista argentina María Angélica Funes son las mejores.
Su estilo interpretativo es completamente innovador, pero está lleno de profunda emoción sudamericana y un noble espíritu de oración. Siempre he querido interpretar a Bach como ella.
アルゼンチン出身のクラシックギタープレイヤー、マリア・アンヘリカ・フーネスのバッハ解釈は、まさに他に類を見ない。
この傑出した女性の演奏スタイルは、全く革新的でありながら、南米の深い情感と、崇高な「祈り」の精神に満ちている。これは、こんにちの全てのクラシックギター奏者に欠けるものだ。
僕は、クラシックギターの音楽を聴いてここまで感動をおぼえたことは、これまで一度もない。
アルゼンチンの女性ギタープレイヤーといえば、同じマリアさんのアニードが著名だが、マリア・ルイサ・アニードは、言ってみれば普通の、女性にして多少の力強さがある以外は、ごく一般的なクラシックギターの奏者だった。
その個性あふれる情感とテクニックにおいて、マリア・アンヘリカ・フーネスはおそらく、アニードの数十倍上を行っていたと言っていい。
南米のプレイヤーというのは、なにか宇宙的フィーリングとでもいうのだろうか、本質的に音楽へのアプローチが違う。
上記のビデオは、マリア・アンヘリカのプレイによって聴き、深い感銘を受けた「メヌエットI BWV.1006(無伴奏ヴァイオリン組曲III)」を、僕自身でプレイしたオマージュ音源。
この曲ひとつで聴く人の心を打てるプレイヤーは、現在のクラシックギター界にはまず存在しない。
マリア・アンヘリカ・フーネスは、この世で唯一の「無伴奏ギター」をプレイし得たアーティストと言って間違いない。
僕はこのナンバーを、カナダのブラックマウンテン社製の、プレイ中に3種類のトーンスイッチが可能な「アステロイド」と呼ばれるフラットピックの、最も多様性に富むブラックティップを使ってプレイしている。
このピックは(忍者の手裏剣のようなデザインだが)、いずれご紹介する、やはりブラックマウンテン社製のサムピックとともに、僕がいま欲しい音を完全に‘跳ね返し’てくれる、本当に素晴らしい開発だ。
ブラックティップは、ギブソンやフェンダーあたりの、ちょうどヘヴィーとミディアムの中間のようなサウンドが得られ、ジミー・ペイジがエレクトリックギターでよく出した「コリッコリッ」という、ピックと弦が擦れる音(言ってみればノイズだが….)がパーカッシヴにアクセントつけてくれるのがいい。
ナイロン弦のギターは、こうしてクオリティの高いピックによって、手首の角度を活かしながら弦をヒットすると、ヴァイオリンやチェロのダイナミックなボウイングと同じ、さらには凌ぐ効果をあげることが可能になる。
