パコ・デ・ルシアは、疑うことなく世界最高のギタープレイヤーだった。
今後も、彼を凌ぐプレイヤーは絶対に現れないだろう。
この世には、いまだ多くのギターの奏者が存在するが、本当の意味で「ミュージシャン」と呼べるプレイヤーは、現在殆ど存在しない。特にクラシックとフラメンコがひどく、プレイをライヴで聴いてみたいなどと思えるものは、全くもって皆無に等しい。
そんななかで、パコは、アンダルシアに生まれた「真のミュージシャン」と言っていい。
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このビデオは、ガルシア・ロルカのよく知られた詩「ラ・ギターラ(ギター)」をテキストとしてフィーチュアした、パコ・デ・ルシアに捧げるオリジナル・ギターソロ。
初演前なので、すべてのフィンガリングは公開していないが、サムピックを装着した右親指と、他の(爪を伸ばした)指との連携に加え、さまざまな手首の角度による弦へのアプローチを与えることで、スピードプレイ、コードストローク、そして4連のトレモロなどのテクニックを可能にしている。
ライヴにおいて、若干の視覚的効果も狙った、新しいギターのサウンドだと信じている。
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パコが晩年ライヴでプレイしていた「Luzia」は、ギターがメインの音を作り、そこにベース、パーカッション、キーボードやハーモニカなどのメロディー楽器が加わり、そして圧巻のカンテとバイレが火花を散らせる、文字通り最高のパフォーマンスだった。
僕は、決してパコのマネをすることなく、僕自身の「Luzia」をクリエイトしようとして、それは結局15年近くかかってしまったが、ついに今年の11月3日(文化の日)、東京三田の弘法寺において、新作スペクタクル「卑弥呼」として完成、初演の運びとなった。
「卑弥呼」は、世界最高のギタープレイヤー、パコ・デ・ルシアと、そして僕が音楽について心底語り合うことのできた唯一の人、濱田滋郎さんに捧げる考えでいる。
