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Una interpretación en vivo homenajeada a Kees Van Dongen (1877-1968,) el gran pintor Holandés.
An homage live performance to Kees Van Dongen (1877-1968,) the greatest Dutch painter.
視覚芸術、特にモダンアートの類にはあまり関心がないが、オランダに生まれ、後年パリに出て、ピカソらとともに20世紀初頭の前衛芸術を創りあげた巨匠、キース・ヴァン・ドンゲンの絵画には惹かれる。
これは、そのなかでも僕が大好きな作品「ラ・ジターヌ(ジプシー娘)」に敬意を表した、僕の2017年の東京ライヴ映像を中心に構成したビデオ。
ジプシーの女性をテーマにした絵画というのは、その多くは強さが強調されて線がキツく、どちらかというと、匂ってくるようなセクシーさが描かれたものが多いが、このフォーヴィズムの巨匠による、「知りたがり屋さん」と副題がつけられたジプシー娘は、はにかんだような、なんとも愛らしいチャーミングさに溢れていて本当に素晴らしい。
ちょっぴシャイで、”知りたがり屋さん”のジプシー娘が、おそるおそる僕のコンサートに来て、後ろのほうで、何かあったらすぐに逃げてしまうような雰囲気で僕のギターを聴いている…
このビデオは、そんな感じで作ってある。
なお、フランス語のジプシー女性を意味する「la Gitane」は、男性型の「le Gitan」と混ぜこぜになって、日本語では両方とも「ジタン」と表記されるが、僕は原語により近い発音である「ジターヌ」の響きのほうが好きなので、「ラ・ジターヌ」とタイトルした。