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“Piazzolla y su quinteto” por solo una guitarra ピアソラ五重奏団の”音”をギター一本で表現「ブエノスアイレスのシャコンヌ」

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En 1977, cuando todavía yo era un chiquito, escuche ‘Tristeza de un Doble-A’ de Astor Piazzolla por la primera vez en mi vida.

Lo que recibí era un mismo impacto que me dio ‘El Alazán’ de Atahualpa Yupanqui en 1976.

Recuerdo que había corrido por todo Tokio para encontrar un disco LP que contenía ese tema ‘Doble-A’.

Así que aunque me encantaba mucho, durante años la música de Piazzolla no tuvo un toque común para mí, que ya hacía música como trabajo.
Sin embargo, el viaje de mi búsqueda del ‘Cante Jondo Iberoamericano’ con Federico García Lorca, ahora me lleva finalmente al ‘Camino Real’ de la guitarra argentina, con las obras de uno de los más grandes renovadores de Sudamérica.

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A tribute presentation of ‘Ciaccona Porteaña (Chaconne of Buenos Aires ~14 variations of ‘Vuelvo al sur’~)’ .

I I will premier this homage piece at Chraist church of Setagaya in Tokyo, on Sunday, 26th of November, during my special recital to celebrate the 125 years of the friendship between Argentina and Japan.

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僕は中学三年生の時、はじめてアストル・ピアソラの「ドブレ・アーの哀しみ」という曲を聴き、強烈な衝撃を受けた。

それは、その一年前にさかのぼる、アタウアルパ・ユパンキの「栗毛の馬」との出会いと、まったく同じ芸術的インパクトだった。

当時、この「ドブレ・アー」の収録されたドイツ盤のライヴLPがあると聞き、東京じゅうのレコード店を走り回ってヘトヘトになった思い出がある。
僕は中学生のころ、いつもそんなことに全精力を挙げていた。

これは、今年11月26日の東京公演のタイトルナンバーとなる、オリジナル・ギターソロ「ブエノスアイレスのシャコンヌ」のPRビデオで、1988年に公開されたアルゼンチン映画「スール(南)」の主題歌「南へ帰ろう」を主題とし、序奏と14の変奏で構成した、僕の最も新しい作品

僕はこれまで、一度もピアソラの名前をコンサートのタイトルに使用したことはない。
ただ好きだから”というのは、僕にとってインタープレテーションを行う理由にならない。

ピアソラの音楽は、長きにわたって(ファンであるにも関わらず)、職業として音楽をプレイするようになった僕にとって、決して共通の感覚を見いだせないものだった。

しかし、10年ほど前、パコ・デ・ルシアの遺作アルバムとなった「アンダルシアの歌」を聴き、アルゼンチン・フォルクローレに限らず、さらにピアソラやアニバル・トロイロなどのきわめて良質なブエノスアイレスの調べ(あえてタンゴとは言わない)の故郷が、アンダルシアにあると確信した僕は、そこでいきなりピアソラには結び付けず、まずガルシア・ロルカのエッセンスを導入して、独自の「カンテホンド・イベロアメリカーノ(南米の深い歌)」の探求を図った。

結果、その六年間にわたる旅路は、いま僕を、ついに20世紀南米最大の音楽革新者の調べとともに、「アルゼンチン・ギターの王道」に回帰させようとしている。

Milonga del ángel (Piazzolla) Improvisation ピアソラ「天使のミロンガ」インプロヴィゼーション東京初演

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1. Milonga del ángel (Astor Piazzolla)
2. Danza del ángel I (Shiro Otake)
3. Danza del ángel II (Shiro Otake)

1 天使のミロンガ (アストル・ピアソラ)
2 天使のダンス 1 (大竹史朗)
3 天使のダンス 2 (大竹史朗)

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Mi concierto en Tokio el 26 de noviembre, de nuevo será lo que celebrará el 125 aniversario de la amistad entre Argentina y Japón, conmemorando a la vida de los dos grandes innovadores del arte contemporáneo (música y pintura) en ambos paises, Astor Piazzolla (1921-1992) y Kenji Yoshida(1921-1992).

Danza del ángel’ es mi obra nueva improvisada de ‘Milonga del ángel. Actualmente ‘Danza del ángel I’ es como una transición de parte primera y la segunda, pero me encanta mucho como una nueva improvisación.

Aunque los seis años de mi búsqueda del ‘nuevo sonido’ con García Lorca, siempre fue acompañaba por baile y recitación, el gran encuentro con maestro Kenji Yoshida me llevará otra vez de nuevo al ‘camino real’ del solo de guitarra muy argentino.

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Il mio concerto a Tokyo, il 26 novembre, sarà ancora una volta quello che celebrerà il 125° anniversario dell’amicizia tra Argentina e Giappone, commemorando la vita dei due grandi innovatori dell’arte contemporanea (musica e pittura) in entrambi i paesi, Astor Piazzolla (1921 -1992) e Kenji Yoshida (1921-1992).

Danza del ángel‘ è il mio nuovo lavoro improvvisato di ‘Milonga del ángel. Attualmente ‘Danza del ángel I‘ è come una transizione tra la prima e la seconda parte, ma mi piace molto come nuova improvvisazione.

Sebbene i sei anni della mia ricerca del “nuovo suono” con García Lorca siano sempre stati accompagnati da danza e recitazione, il grande incontro con il maestro Kenji Yoshida ancora mi condurrà ora al “percorso regale” dell’assolo di chitarra molto argentino.

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My concert in Tokyo on November 26, will be once again what will celebrate the 125th anniversary of the friendship between Argentina and Japan, commemorating the life of the two great innovators of contemporary art (music and paintings) in both countries, Astor Piazzolla (1921-1992) and Kenji Yoshida (1921-1992).

Danza del ángel‘ is my new work inspired by ‘Milonga del ángel. Actually the ‘Danza I’ is very short, sounds just like a transition between part one and part two, however I like a lot as a new improvisation.

During the six years of my search for the “new sound” with García Lorca, have always been. accompanied by dance and poem readings.
Now the great meeting with the art of maestro Kenji Yoshida will now lead me again to the “royal road” of the very Argentine guitar solo.

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今年2023年11月26日に、東京世田谷キリスト教会礼拝堂にて行うコンサートは、3月のユパンキ・オマージュ公演に続き、再びアルゼンチン日本国交樹立125年を記念し、両国のコンテンポラリー芸術の素晴らしい革新者ふたり、アストル・ピアソラ(1921‐1992)、そして吉田堅治画伯(1924‐2009)に敬意を表して行うものとなる。

これは、「ブエノスアイレスのシャコンヌ」同様、東京公演にて初演する予定で作った、ピアソラの名曲「天使のミロンガ」を主題として、後半インプロヴァイズ展開させたナンバーのビデオ。

実際「天使のダンス2」は、主題と展開をつなぐトランジッションのような役割だが、自分は今、この部分をたいへん気に入っていて、初演をとても楽しみにしている。

ガルシア・ロルカの文学を導入して、この6年、自分自身のギターの音を創りあげてきたが、それは多くの場合、朗読や舞踊を伴うもので、観客の皆様からは、”ギターだけの演奏を聴きたい”という声も多く受けていた。

日本が生んだ、不世出の現代美術家・マエストロ吉田の芸術との出会いは、いま僕を、ふたたびアルゼンチンスタイルのギターの王道に回帰させてくれた。

Homage to Piazzolla in Tokyo ピアソラへのオマージュ・ライヴと代官山旧朝倉家住宅

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去る三月の東京公演後、僕は誘われて、目黒を見下ろす小高い丘の上にひっそりとたたずむ、史跡重要文化財・旧朝倉家住宅を訪ねた。

僕は、ごちゃごちゃとした人混みを何よりも嫌うが、ちょうど桜の満開の時期で、しかも春分の日であったにもかかわらず、ほとんど訪問客の姿はなく、天然の丘の斜面をそのまま利用したパノラミックな美しい庭園も、静謐な邸内もほぼ貸し切り状態。

あまり気持ち良いので、畳の部屋にゴローンと横になっていたら、見張りの衆が、”すみませーん、畳の上に座らないでくださーい!”と、すっ飛んでくるオマケがついたが、本当に静かで、快適なホームタウンの午後を過ごすことができた。

このビデオは、その際のスナップを中心に、早春の東京の思い出アルバムとともに構成してある。

曲目は、ピアソラおなじみの名曲「オブリヴィオン(忘却)」と、その師匠格にあたるバンドネオン・プレイヤー、アニバル・トロイロが書いた傑作タンゴ「最後の酔い」。

PAなしの完全生音、そして全く無修正の一発録り音源は、勢い余ってミストーンを出しているところもあるが、スタジオ録音では決して味わうことのできない、ライヴならではの醍醐味をじゅうぶんに伝えるものだと思っている。

NJOY!

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