ポスター
プログラム
世界各国の公演ポスター、プログラム etc.etc…
学校を訪れてコンサートをするというのは大変やりがいのある仕事です。
子どもたちの感受性は湧き出でる泉の水のように清らかでそして豊かです。こちらも決して演奏に嘘があってはいけません。
思えば自分も、子どもの頃にたくさんのいい音楽を聴いたことで、いま素晴らしい道のりを歩むことができました。
いま、子供たちのためによい音楽を真摯な姿勢で弾いて聴かせてあげるということは、自分にとっての、音楽の素晴らしい大先輩たちへの恩返しになるのだと私は思っています。
成城学園にて ダブルネックギターと遊ぼう!
岩手県の宿戸(しゅくのへ)中学校の文化祭に招かれて生徒会長の立松真也(たちまつしんや)くんからの歓迎の辞
立松くんがNYに送ってくれた手紙
母校、文化学院の案内記事に私は同じ事を書きました。
(文芸春秋 2002年1月)
デイリー東北 2003年11月
ニューヨーク風ヴィラ=ロボス第4番
こちらでのコンサートの際、欠かせないレパートリーのひとつにオリジナルギターソロの‘レジェンダ-伝説’ があります。
ダブルネックギターの12弦と6弦を交互に弾きながら、ラストでは特殊奏法を用いて両方いっぺんに弾いてみせるこのナンバーは、たいへんトリッキーで視覚的効果が高いため、時には主催者から“レジェンダをプログラムにいれてください”と依頼されるほど万人むけのナンバーといえます。
石川県の加賀市での公演の際に訪れた、加佐(かさ)の岬という美しい日本海の風景に、かの地に伝わる不思議な民話の雰囲気をからめて作った曲ですが、ヨーロッパでもアメリカでも中南米でも、コンサートプログラムには(民話の内容まで)かなり細かく解説されているのにもかかわらず、一切‘加賀’という言葉がでてきません。いったいそれは何故でしょうか?
実はこの ‘カガ’ という言葉、スペイン語でちょっとよろしくない意味になるのです。
スペイン語は基本的に‘K’文字を使わないため、加賀を綴ると頭の文字は‘C’になりますが、発音もアクセントの位置も日本語と全く同じなため、世界中にいるスペイン語圏の方々が、これはこういう名前の町でできた曲だということになると、みなまちがいなくプッと吹き出してしまうのはクリスタルよりもクリアーです。
というわけで、日本以外においてはどこの国でも無難な線で、北陸の大聖寺(だいしょうじ)という町の民話をベースにしたナンバーという解説にしてあるのですが、ここでこの ‘カガ’ がどういう意味になるかということは、うーん、ここまで気をもたせて申し訳ありませんがちょっと書けません。
お手数ですがお分かりにならない皆様は、スペイン語をご存知の方にお尋ねくださいますでしょうか?
‘レジェンダ’は、日本海を臨むこの美しい加佐の岬でアイディアが湧き...
気分は ‘殿様 ’、この肘掛けにもたれながら作曲しました。
これは加賀市内にある、ゴージャスな山下屋ホテルのお部屋です。
加賀は人々が優しく食べ物がおいしくて大好きになりましたが、言葉の壁はときに深刻な問題です。
1990年から数え切れないほど出演してきた、ニューヨークのラテンアメリカコミュニティーによるコンサートのポスター。
これらの経験が、どれだけいまの自分を支えてくれているかわかりません。