明治18年に建てられた、盛岡の歴史的邸宅「南昌荘」におけるスペシャル公演ライヴ第二弾は、おなじみバッハ最大の名曲を、ユパンキが息をのむようなアレンジを施したギターソロ。
ギターの美しい音色と、優れた機能性を知り尽くしていた巨匠にして初めてなしえた、真のギター音楽がここにある。
シンプルな調べに聞こえるが、この深みと表現性、そして演奏のむずかしさは計り知れず、この日の初演のために、僕は結局三年という月日を費やしてしまった。
素晴らしいノルテーニャ(北部の女性)のみなさんとの楽しいひとときや、僕が少々お茶目してしまっている模様とともに、この動画が残ったことをとても喜んでいます。
「オブリヴィオン(忘却)」/ アストル・ピアソラ
「ラ・ウルティマ・クルダ(最後の酔い)」/ アニバル・トロイロ
2028年11月18日
盛岡「南昌荘」におけるライヴ。
明治18年に建てられた歴史的邸宅「南昌荘」は、最近ニューヨークタイムズによって、歩いて楽しい世界の街第2位(第1位はロンドン)に選ばれた盛岡のランドマークのひとつ。かつては盛岡の旧迎賓館として使われていた、美しい日本庭園を持つ。
会場は、庭園を見渡せる、ふすまをぶち抜いた大広間に多くの聴衆を集めて行われた。
コンサートを行う場所としての音響は、決して良好とはいえないが、そのぶん、なんの加工もされていない、きわめてナチュラルなギターサウンドが聴ける。
通常、ライヴDVDなどというものは、必ず録音されたテイクが、スタジオに持ち込まれて(修正を含む)後処理されるものだが、僕のライヴビデオは、すべて無修正。
もちろんいきおいあまっているミストーンもあるが、それを修正してしまったら、ライヴの意味はない。
これは、当日お客様が聴いた、カメラにおさめられたそのままの音。
NJOY!
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シャンソン歌手・黒川泰子さんをスペシャルゲストに迎えて行う東京2公演は、まもなく公式告知を開始します❣️
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シャンソン歌手・黒川泰子さんのご招待を受け、昨年12月、東京滞在時にゲスト出演収録を行ったラジオショー「黒川泰子のエレガントナイト」第2回が、今夜(1/15)22:30より、ラジオ日本にて放送されます(第1回は、先週1/8オンエア)。
なお、関東地方以外にお住まいの方は、アプリ「ラジコ」でお楽しみいただけます。
どうぞお聴き逃しなく❣️
アルゼンチンと日本の記念の年をお祝いし、そして両国の現代芸術の2人の改革者、アストル・ピアソラと吉田堅治画伯に捧げた、東京世田谷キリスト教会礼拝堂は、新たなパートナー、黒川泰子さんとの出会いを始め、さまざまな今後に向けた良い波紋を生み出してくれました。
コンサートにおいでいただいた多くの皆様、今回多大なるご協力をいただいた、吉田堅治画伯のお嬢様の淑子(きよこ)さん、関係者の皆様、そして大恩人・大根田勝美さんに心からの感謝を申し上げます。
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すでに自分はいま、4月25日の渋谷セルリアンタワー「ジェイジーブラット」昼夜二公演に向け、ギアをトップに入れ替えています。
アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界