「Knight’s NY diaries」カテゴリーアーカイブ

ニューヨーク日記

11/1 東京カテドラル大聖堂 神林恭先生リサイタル

今秋11月1日に、僕の良き応援者であるソプラノ・神林恭(かんばやしきょう)先生のリサイタルが、東京カテドラル大聖堂において行われます。

公演詳細ページ

神林先生と僕は、現在、来年11月、広島原爆80年を軸とした世界平和祈念コンサートをご一緒する予定です。

東京でもそう多くない清らかで美しい会場でのリサイタル、是非お運びください。

写真は、今年の4月、神林先生のお知り合いの、ご自宅をプチ・ミュージックサロンに改装された素敵なお家にご招待いただき、お誕生会をしていただいた際のスナップです。

神林先生の、張りのある力強くも清らかな歌声。

なにやら日本に初めて来た異邦人のようですが………

生まれて初めてお琴にさわりました❗️

Fotos publicitarias de ‘Bodas de sangre’ 1月26日「富麗華」公演‘血の婚礼」パブリシティフォト

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2025年1月26日東京麻布十番「富麗華」公演‘血の婚礼’パブリシティフォト。

“あんたは、うっそうとした茂みのあいだを流れる、川辺の葦原のさざめきと、ささやくように歌声をきかせる暗い川”

こんなレオナルドの姿を、現在僕が最も信頼するシンガー・黒川泰子さんとともに、僕はギターで表現する。

自分は、これほどひとつのコンサートに対してモティヴェーションをあげたことは、これまでただの一度もない。

このコンサートは僕のすべて!

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Fotos publicitarias para “Bodas de sangre (26/1/25)”.
“Eres un río oscuro, lleno de ramas, que acercaba a mí el rumor de sus juncos y su cantar entre dientes.”

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Foto pubblicitarie per “Nozze di sangue (26/01/25)”.
“Sei un fiume oscuro, pieno di rami, che mi ha avvicinato al suono delle sue canne e al suo canto tra i denti.”

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Photos publicitaires pour les « Noces de sang (26/01/25) ».
“Tu es une rivière sombre, pleine de branches, qui m’a rapproché du bruit de ses roseaux et de son chant entre mes dents.”

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Publicity photos for “Blood Weddings (26/01/25)”.
“You are a dark river, full of branches, which brought me closer to the sound of its reeds and its singing between my teeth.”

2025年1月26日「血の婚礼」公演に向けての素敵なプレゼント

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親しくさせていただいているニューヨーク在住の書道アーティスト・院京昌子さんが、来年1月26日の東京麻布十番「富麗華」公演に、素晴らしい花向けの贈りものをしてくださった。

現在の僕の精神の状態が、まさにそのまま文字になったような、霊感一発の彼女の「書」。

もちろん今後、すべてのパブリシティに使用させていただき、公演当日はロビーに飾る予定。

この場を借りて、院京昌子さんに心からの感謝を申し上げます。

ニューヨーク、グリニッチヴィレッジにて。

Mort d’Alain Delon アラン・ドロン追悼

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À la mémoire d’Alain Delon (1935-2024)
Deux photos inédites lors de la fête à Tokyo (prises par ma mère qui travaillait pour Film Bissiness en 1977). Mon petit chien Rocco, son nom vient de ‘Rocco et ses frères’, un film italien légendaire réalisé par Luchino Visconti.

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In memoria di Alain Delon (1935-2024)
Due foto inedite alla festa a Tokyo (scattate da mia mamma che lavorava per la film bissiness nel 1977). Il mio cagnolino Rocco, il suo nome deriva da “Rocco e i suoi fratelli”, un leggendario film italiano diretto da Luchino Visconti.

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En memoria de Alain Delon (1935-2024)
Dos fotos sin editar en la fiesta en Tokio (tomada por mi mamá que trabajaba para Film Bissiness en 1977). Mi perrito Rocco, su nombre proviene de ‘Rocco y sus hermanos’, mítica película italiana dirigida por Luchino Visconti.

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In the memory of Alain Delon (1935-2024)
Two raw photos at the party in Tokyo (taken by my mom who worked for film bissiness in 1977). My little doggie Rocco, his name comes from ‘Rocco and his brothers’, a legendary Italian film directed by Luchino Visconti.

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仏俳優アラン・ドロンが、今日8月18日、88歳で亡くなりました。この二枚の生写真は、1977年、彼の来日時のパーティーで、当時映画業界で働いていた母が撮影したものですが、ずっとアルバムのなかで眠っていたものなので、今日まで公開されたことはないと思います。

現在僕がもらってニューヨークの自宅に。

僕は子どものとき「ル・ジタン」というフランス映画を観て、アラン・ドロンのファンになりました。

僕の愛犬の名前‘ロッコ’は、ルキノ・ヴィスコンティ監督による傑作イタリア映画「若者のすべて(原題:ロッコとその兄弟たち)」の、アラン・ドロンによって演じられた主人公の名に由来しています。

やはりヴィスコンティ監督の「山猫」で、世紀の美男俳優が演じた‘タンクレーディ’も命名候補にあがりましたが、ちょっと長いので‘ロッコ’に。

おかげさまで(?)ロッコは、通りを連れて歩くと、誰もが「キュート🩷」、「アドーラブル💕」と声をかけてくれる美男子になりました。

世界のアイドル、アラン・“ル・ジタン”・ドロン(1935-2024)の冥福を、仏伊西英日の五か国語にてお祈りします。

あるバイラオールへの肖像 ~アントニオ・ガデスへのオマージュ~

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来年1月26日、東京麻布十番のミシュラン2スターの超人気レストラン「富麗華」特別会場で行う公演では、タイトル曲の組曲「血の婚礼」初演の前に、もう一曲、ソロでアントニオ・ガデスに捧げるナンバーをプレイする。

「あるバイラオール(フラメンコダンサー)の肖像 ~アントニオ・ガデスへのオマージュ」。

上記のビデオは、その冒頭部分。

このソロの初演にあたって、日頃大変お世話になる東京のクロサワ楽器日本総本店クラシックギターフロアから、ホセ・ラミレス(スペイン)のクラシック弦をたくさんいただいた。

繊細で輝きのあるラミレスの弦は、中出阪蔵さん製作のギターによくフィットし、フラメンコともクラシックとも言えない独特の美しい響きで包んでくれたが、僕のアタックの強い右手フィンガリングのせいだろう。次第に高音第一弦の右指がヒットするエリアに細かいスクラッチが入り、音にザラつきが生じてきた。

ラミレスの弦は、かなりデリケートだ。

そこで第一弦のみ、これまで使用していたダダリオ(アメリカ)に張り替えたのが、このビデオの音。

大陸的な音筋の太いダダリオと、響きのバランスのよいラミレスがミックスして、ついに自分の理想のサウンドが得られた気がしている。

もう亡くなってしまわれたが、日本の画家・粟津杜子(あわづとこ)さんによる油彩「アントニオ・ガデスの肖像」。

杜子さんと知り合いだった僕の母が、この絵を買い、それを僕が譲り受け、現在ニューヨークの自宅に飾ってある。

杜子さんはガデスの大ファンだった。

1995年1月、来日したアントニオ・ガデス。中央が杜子さん。その向かって左横に僕の母もいる。
ガデスの横の背の高い女性は、元岩波ホール総支配人・故高野悦子さん。

杜子さんのご亭主(写真向かって左)は、ランボー研究第一人者のフランス文学者・粟津則雄さん。
今年(2024年)96歳で他界された。

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写真ではわかりにくいが、ガデスの肖像はポスターやリトグラフではなく、油彩による絵画。ただサイズが小さく、額に入っていないので、カードボードをあてがえばスーツケースに入れて持ち運びが可能。

来年1月26日のコンサートでは、この絵をステージに設置し、ダダリオとラミレスの弦を張った、偉大なる「バイラオール」からのメッセージとサインがしたためられた日本のギターを使用する。

実は、サインを入れてくれた直後、アントニオ・ガデスがギターを持ってニッコリしている写真もあったのだが、かつてニュージャージーでコンサートを行った際、控え室でギターケースに入れていたもの全て盗まれるという事件が起き、中にその写真も入っていた。
スキャナーも携帯カメラもない時代だったので、盗られた現物以外の記録もネガはも残っておらず、今でも残念に思っている。