ブエノスアイレスの中心地から少し離れた、パレルモと呼ばれる地区に中南米最大の日本庭園があります。
広く美しい庭園は実に立派なもので、ただ散策して歩くだけでも心地よいのですが、園内には日本の民芸品を売るお店や、庭園をながめながら日本料理を楽しめるレストランなどもあり、この地球のまったく反対側の異国情緒を味わうために、休日には家族連れの人々でいっぱいになります。
この日本庭園で、私はいままで何度か公演をしています。
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心の仲間たち、セントロ・ニッケイ・アルヘンティーノ
ブラジル同様、アルゼンチンでも日系人たちははや3世、4世の時代を迎え、政界をはじめとする各分野での彼らの活躍は目覚しいものがありますが、そのアルゼンチンの日系人たちで構成されるのが、今回ご紹介するセントロ・ニッケイ・アルヘンティーノです。
写真)彼ら日系人の読む新聞 らぷらた報知 2004年 7月15日 ー 私の亜国訪問を報じたものです
セントロ・ニッケイ・アルヘンティーノは、今年発足20年を迎えますが、私が彼らと知り合ったのはちょうど10年前、彼らが10周年を祝うイヴェントに私を招待してくれたのが縁のはじまりでした。
その時私は、この同じ血を体の中に持つ遠い国の兄弟たちにすっかり魅せられ、それ以来ずっと親しくさせてもらっています。
昨年のアルゼンチン公演のとき、彼らがどんなに喜んで私を迎えてくれたかは言葉では言い表せません。
“俺には兄弟がたくさいいいる 野に山に海に 数え切れないほどいる そして それらのすべてがそれぞれの職をもち 想い出を後に 希望を先において生きている”
という出だしで歌われるユパンキの名曲‘兄弟たち’
私はこのナンバーを演奏するとき、いつも彼らのことを想って歌い出すのです。
セントロ・ニッケイの素晴らしい兄弟たちと ブエノスアイレスにて
大好物のパリジャーダ(BBQグリル)でにっこり!