El Almirante

Se va el hombre con su barquito del dragon

久々に、サンバのリズムを使った、オリジナルのスペイン語歌詞による、私の作品にしてはかなり異色なアルゼンチン・フォルクローレナンバーを作曲中です。


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エル・アルミランテ*
         シロ・エル・アリエーロ/スペイン語詞および日本語対訳
チョルラの地に 夜が明け染めるとき
天から射す陽の光は 金色の矢の如く輝く
海は 炎のごとくさかまき立ち上がり
ひとりの勇者が 夜明けの星と契りをかわす
ああ 見よ そのプエブロ**を その民を その大地を その涙を
見よ その痛みがいま 孤高の剣へと姿を変える
勇者が翔る 翔る 龍の船とともに!
勇者が翔る 翔る 龍の船とともに!
ああ 見よ いまも地上であなたを仰ぐ私たちを
見よ あなたの清らかな魂は 私たちの心とともにある
勇者が翔る 翔る 龍の船とともに!
勇者が翔る 翔る 龍の船とともに!
*  海軍大将
**  郷里、里、村、集落などを意味するが、国家、民族などにも派生する、スペイン語でももっとも響きのよい言葉のひとつ。
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写りはよくありませんが、数年前、韓国に滞在した際に私が撮影した、ソウル市内の大通りに建てられた李舜臣(イ・スンシン)将軍像。
高潔な精神、そして不屈の魂を秘めたかの英雄について知るようになったのは、この写真を撮ってからずいぶん経ってからのことでしたが、いまも倭国の方角を睨みつけているという偉大なる軍神には、このときなにか近寄りがたい雰囲気が漂っていました。
(クリックすると拡大します。これはアナログのカメラで撮影したものですが、不思議なことに像のところだけピントがあってくれました。)