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Una sorpresa después de abrir las páginas dé YouTube para aprender “Vengo a buscar mi caballo,” encontré una página muy Yupanqueana que se fija ‘mi foto’ en su cubierta.!
Esta grandísima pieza de Don Ata pronto ha de ser una apertura de mis conciertos en japon en noviembre.
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A big surprise after opening the YouTube pages to learn “Vengo a buscar mi caballo,” I saw one very “Yupanqueana” page which sets my picture on their cover!
I will be premiering this beautiful piece in my concert tour in Japan in November.
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最近自分は、ユパンキの名曲中の名曲「ベンゴ・ア・ブスカール・ミ・カバージョ」をレパートリーとして身につけたが、その練習の際に、YouTubeでその曲をアップしている「ユパンキ専門」ページ(上記写真)を開き、心臓が飛び出るほど驚いた。
カバーページにどっかで見たような顔写真が使われている…
これは、昨年の国連コンサートの際に、ヨーロッパ・ニュースワイヤーというメディアによって撮影された一枚だが、その後、他の8枚ほどの写真とともに、インターネット上で販売され、それを各国のメディアが購入、世界中に配信という流れだった。
写真はいまも、このように販売されている。
ところで、このYouTubeページ、大手のレコード会社がリリースしたユパンキのCDを、すべてに渡りクオリティーの高い音質でアップしているので、配信元はそれ相応の人物なり団体だろう。いずれにしても、当の本人としてはありがたい話だと思っている。
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ただし、ここまでなってしまうとちょっと困る…
これはもはや、ありがたいなどという次元の話ではないので、早くなんとかしてもらいたい。
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「ベンゴ・ア・ブスカール・ミ・カバージョ」は、ミロンガのリズムで作られた、ユパンキ作品の極致ともいえる作品のひとつ。
これからは、こういった、若い時にはおよそ表現できなかった、無限の深みを持った巨匠の音楽の研鑽を行ってゆく。こういった芸術こそが、いま自分が目指そうとするものをいよいよ支えてくれるものになると強く感じるからだ。
自分はミュージシャンとして特に優れているわけではない。ユパンキの弟子でもなければ後継者でもない。が、いまも世界に多くいる、この南米の巨匠が残した芸術を愛し、そして彼が歩いた道を追おうとするアーティストのひとりとして、こうした”人間の精神と情感を、深く余すところなく伝えるきわめて優れた真の音楽”を、世の中の多くの人々に伝えて行くことができればと願っている。
この曲の初演は、11月7日、日本への演奏旅行の中で行われる、宇都宮市での「ユパンキの贈りもの〜ニューヨーク、アルゼンチン、そして世界へ」とタイトルされた、若干’講演’的要素を持ったスペシャル公演を予定している。
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ベンゴ・ア・ブスカール・ミ・カバージョ / アタウアルパ・ユパンキ(大竹史朗訳)
俺は 愛馬のもとにやってきた
ともに 旅支度をととのえるために
明日 俺は野へと旅立つ
もう 戻ることはないだろう
思い出をたどり 歩いてゆく
北へゆくのか 南へゆくのか わからない
思えばなんと 辛い日々を過ごしてきたのか
そして 長い夜を!
道を探そうとしても すぐに見失ってしまう
心の中にある ひとすじの光を頼りにしても
夜明けをむかえる前に
静かに俺は ここを離れてゆく
さよなら!俺の老いたアルガローボの木よ!
もう 戻ることはないだろう
ああ!なんて長い道のり!
とても歩いてゆくことはできない
だから俺は 愛馬のもとにやってきた
ともに 旅支度をととのえるために!
思い出をたどり 歩いてゆく
北へゆくのか 南へゆくのか わからない