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An homage perfromance of ‘Saint Sebastian,’ the final movement of the suite ‘Confessions of a mask‘ dedicated to Japanese phenomenon. Recorded live during the special concert to commemorate the 125 years of friendship between Argentina and Japan which took place at Tokyo Opera City (17 MAR 2023.)
去る3月17日に行った東京オペラシティ・リサイタルホール公演は、第二部すべて初演のギター曲という、僕にとっても全くはじめての経験となる内容だった。
第一曲めにプレイした「シルヴェリオ・フランコネッティの肖像」に続く、第二曲めは、日本が今も世界に誇る文豪・三島由紀夫の傑作小説「仮面の告白」のヒロインに霊感を受けた組曲「SONOKO ~園子~」の最終楽章。
崩壊的結末を迎える美しき令嬢・園子の心の叫びを、ギター一台で、ピアノとオーケストラのコンチェルト効果を狙った、全曲目のなかでも最もアヴァンギャルドなコンテンポラリー作品といえるだろう。
「シルヴェリオ・フランコネッティの肖像」同様、今後の僕の活動を根底から支える、新しいギターの音楽だと信じている。