私の新作ギター・アンサンブル・ナンバー、「ダヒュ」をイメージした人形を、岩手県の北部、二戸(にのへ)郡の奥中山にある、ひつじ工房アドナイ・エレ(電話0195-35-3931)のみなさんが作ってくださいました。
彼女たちは、敷地内で放牧している羊の毛を刈り、それらを草木染めで彩った、100パーセントナチュラルな美しい製品をたくさん作っています。
写真は、セルティック・クロス(ケルトの十字架)を抱いた、なんとも愛らしいダヒュ。
アドナイ・エレ(゛主の山に備えあり゛創世記22.14) は、社会福祉法人「カナンの園」の「小さき群の里」に属し、作業にあたるのは身障者の方々です。月曜日から金曜日まで、彼女たちは毎朝9時の礼拝をすませた後午後4時までこの美しい製品作りに没頭します。
それでは、12月のはじめにはやくも一面銀世界となった奥中山のアドナイ・エレを訪ねてみましょう。
アドナイ・エレの敷地内に放牧されるかわいい羊くんたち。他の製品同様、「ダヒュ」も、彼らのふさふさの毛で作られます。写真の女性はアドナイ・エレのスーパーヴァイザー、戸田(むっちゃん)睦子さん。
ひつじ工房アドナイ・エレの入り口。なかにいても陽の光をいっぱいに浴びられる、気持ちの良い2階建ての工房です。
「ダヒュ」のデザインについて睦子さんと話し合い。
作業中にちょっとお邪魔を。
工房の一部はお店です。
ご希望の方は、すぐ横にある宿泊施設、羊めー館(よーめーかん)に滞在もできます。
ブーツを脱いでリラックス!
アドナイ・エレはこれまでに、日本国内はもちろん、フランスとスウェーデンでも展示会を行い好評を博しています。
昨年3月には、東京銀座の教文館においての展示会が大成功をおさめ、多くの方々が、この自然が生み出すやさしいアートの数々を心から堪能しました。