9.24 NY公演を終えて 大竹史朗が聴衆を魅了
アルゼンチンのフォルクローレ・ギタリスト、アタワルパ・ユパンキの再来、大竹史朗の公演会が24日夜、ハンターカレッジのラング・リサイタル・ホールで行われ、150人の聴衆が会場を埋めた。‘牛車にゆられて’ ‘牛追い’ や日本をテーマにした‘南部幻想曲’ ‘ヒロシマ忘れえぬ町’などを演奏した。
(週間NY生活 2005年10月1日号)
ニューヨーク 9.24 日本人による3イヴェントが日本大使公邸に集合
9月24日にニューヨークで、奇しくもほぼ同時に行われた日本人による3つのイヴェント(現代能‘鷹姫’、NY映画祭のプログラムとして上映された松竹映画‘隠し剣鬼の爪’、そして私のリサイタル)の関係者が、25日の夜に、在NY安藤裕康大使主催の晩餐会にご招待を受けました。
みなそれぞれに大成功をおさめたあとでしたが、今後の日本文化の発展についてにまでも話が及び、とても有意義な楽しいひとときでした。
安藤大使は、お忙しいなかを私の公演にも足を運んでくださり、嬉しいご感想をいただきました。晩餐会へのご招待も含め、おはからいを心より感謝いたします。
ニューヨークならではの一夜でした。
左)安藤裕康大使(中央)と私(その左)
右)山田洋次監督(中央)と大谷松竹副会長(監督の左)
9.24 NY公演 SOLD OUTS 大成功!
9.24 ニューヨークシティー、ハンターカレッジのラングリサイタルホールでの公演が、150席すべてソールドアウトとなり大成功しました。
世界一エンターテインメントの多いマンハッタンの、しかも土曜日の夜(今回も、ニューヨーク映画祭のオープニング ーなんと同じ日の同じ時間に、山田洋次監督の‘隠し剣鬼の爪’がリンカーンセンターで上映とあって、明日日曜日、日本大使公邸に私も山田監督もお招きを受けていますが、きっとそのお話に花が咲くことでしょうー に加え、日本協会主催による、日本からそうそうたるメンバーを呼んでのスーパーエンターテインメント現代能‘鷹姫’の初演、またブロードウェイミュージカルのスター・ディーヴァたちのガラコンサートなどが同じ日にありました)、アーティストたちの集客戦は熾烈さをきわめますが、本当にたくさんの皆さんに集まっていただけたことを、心から感謝しています。
Thank you, everyone !!!
9.24 NY公演にむけて Part 6
週間NY生活(2005年 9月15日) ‘顔’ 欄
アルゼンチンの山村で暮らす南米先住民の郷愁誘う音楽、フォルクローレ。ラテン音楽の世界で、大竹さんの芸名・シロ・エル・アリエーロの知名度は抜群だ。今年から本名で演奏活動に乗り出し、日本人としての自分とフォルクローレとの融合音楽の世界にも挑戦する。
9.24 NY公演にむけて Part 5
南米の人々を魅了する日本人フォルクローレ・ギタリスト、大竹史朗(シロ・エル・アリエーロ)が、今月24日(土)、ニューヨークでソロ公演を行う。‘シロ・エル・アリエーロ’といえば、フォルクローレ・ギターの巨匠アタワルパ・ユパンキ(1908ー92)の遺志を継ぐギタリストとして、南米はもちろん、ニューヨークのラテン系コミュニティーで相当な知名度を誇る。今回の公演では、最新CD‘マリア・ルイサ’から日本語の曲も披露する予定だ。
今はなきワールドトレードセンターでのインタビュー
2001年の8月に、ブエノスアイレスの人気テレビ番組‘Canal 5 de Vicente Lopez’で放映された私のインタビューがあります。
実はこれは、あの恐ろしい惨劇をそのちょうど二ヶ月後に迎えることになる、NYワールドトレードセンターのツインタワーを見上げるプラザの一角で行われたものでした。
ここにその放送が収録されたビデオテープがあり、これには私の映像に加えて美しいツインタワーのショットが挿入されているのですが、私はこの街にきて間もない頃、タワーの屋上に登って、はるかに広がるマンハッタンを見下ろしながら、“これからよろしくたのむぞ”などと祈ったものでした。
その後ニューヨークは、ただひとりでそのふところにとびこんできた若者の願いを聞いてくれ、数多くのプレゼントをしてくれました。
あの9月11日の朝、このタワーが崩れ去った瞬間、私はまさに胸をえぐりとられるような思いでした。
インタビューに答えている私を見下ろす美しい姉妹のようなツインタワー、こんなかたちで想い出のなかにのその姿を残すのみとなってしまった運命を考えると、もういまこのビデオを観ることはできません。
今年、4年めを迎えるナインイレブン、その日私たちニューヨークに暮らす者は、もう二度とこんなことが世界のいかなる場所ででもおこらないように祈るのです。
2005年09月11日 | El Mundo Maravilloso de Las Poesias /Shiro On Air
心の仲間たち、セントロ・ニッケイ・アルヘンティーノ 2 - ブエノスアイレスに生きている日本
ブエノスアイレスの中心地から少し離れた、パレルモと呼ばれる地区に中南米最大の日本庭園があります。
広く美しい庭園は実に立派なもので、ただ散策して歩くだけでも心地よいのですが、園内には日本の民芸品を売るお店や、庭園をながめながら日本料理を楽しめるレストランなどもあり、この地球のまったく反対側の異国情緒を味わうために、休日には家族連れの人々でいっぱいになります。
この日本庭園で、私はいままで何度か公演をしています。