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ヒラ・イベロアメリカ

6月2日、ニューヨークを出発して開始する南米ツアー「ヒラ(ツアー)・イベロアメリカ」。
下記のような日程となります。

6/4 アスンシオン、パラグアイ
於アグスティン・バリオスホール 

6/6 エンカルナシオン、パラグアイ
於イタプア県庁 フランシスコ・ソラーノ•ロペスオーデトリアム

6/10 ブエノスアイレス、アルゼンチン
於CEMA大学オーデトリアム

6/12 ビジャ・デ・マリア・デル・リオセコ、アルゼンチン
於 パロキア教会礼拝堂

6/13 ビジャ・デ・マリア・デル・リオセコ、アルゼンチン
於 レオポルド・ルゴーネス記念館

今回のツアーの最大のハイライトは、何と言ってもコーラスを加えた、アルゼンチンの国民詩人レオポルド•ルゴーネス生誕140年を記念して作曲した組曲「神々の炎」の同国完全版演奏ですが、本日、12日の素晴らしいパロキア教会におけるコンサートのビデオ化を承諾しました。
ぜひご期待ください。
南米ツアー、現在自分の持てる力すべてをぶつける所存です。

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6月4日、南米ツアー皮切り公演の会場、パラグアイの首都アスンシオンのアグスティン・バリオス劇場。

新たな道 ’イベロアメリカーナ’

去る4月18日の銀座ヤマハホール公演は、従来のフォルクローレ音楽を私なりに発展させ、今後、フラメンコやタンゴのような、ひとつの音楽カテゴリーとしての確立を目指す、新たな私自身のスタイルである「イベロアメリカーナ」の処女航海的意味合いをもつものだったと思っています。
ニューヨークに戻るとすぐ、この強い想いをストレートに伝えられるナンバー、そのものズバリのタイトル「イベロアメリカーナ」を作曲。
ヤマハでもオープナーとしてプレイした、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲をベースにジャズロック風にインプロヴァイズさせた、とても気に入っているギターソロですが、おそらく6月の南米ツアーが初演の場となる見込みです。
スペイン語には、「ラティーノアメリカ(ラテンアメリカ)」、「イスパノアメリカ(ヒスパニックアメリカ)」など、南米を表現する言葉が多くあります。
私がその中でももっとも好きなのが、この「イベロアメリカ」。
イベリア半島によって征服され、混血融合し、そして独自の文化へと発展したアメリカ大陸という、広大な響きに何となくロマンを感じます。
「イベロアメリカーナ」は、’イベロアメリカの’、’イベロアメリカ風’、そして’イベロアメリカの女性’などの意味を持ちます。

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なお、この最新作の正式タイトルは、「イベロアメリカーナ〜”バッハのアダージョBWV.1001”によるインプロヴィゼーション〜」となります。

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また、今回はじめてサウンドトラックを担当し、4月9日にプレミアム試写会が行われ、私も当日ご招待を受けた日本映画「無花果の森」の音楽も、メインの音楽にアルゼンチンの’カレテーロ(荷車車夫)’という形式を導入するなど、「イベロアメリカーナ」のひとつのかたちといって間違いありません。
美しい映像と融合して100パーセント満足ゆく仕上がりになったこの新作映画(6月14日封切)も、ぜひ多くの皆様に観ていただけたらと願ってやみません。

どうぞよろしくお願いいたします。

Photo by 堀口邦彦

Récital à Yamaha Hall, Tokyo 2014

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先週金曜日に行われた、私の渡米25年の節目を記念し、そしてさらに、いよいよこれから幕を開ける、私自身の真の音楽を追求する旅路の新たなスタートラインに立ったことを証明する公演が、本当に多くのお客様に見守られるなか、大成功をおさめることができました。
このとき演奏した、組曲2曲を含む全11曲(バッハ1、ユパンキ3、そして私の自作7)。
これらがいまの私のすべてでした。

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お集りいただいた皆様、本当にありがとうございました。
そして最後に、私にとってかけがえのない大恩人、後援会長大根田勝美さんに、この場を借りて心からの感謝を申し上げます。

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東京公演直前

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4月16日、銀座にて。
サウンドトラックを担当した日本映画「無花果の森」、古厩智之監督(後方むかって左側)、三木和史プロデューサー、そして後援会長、大根田勝美さん(私の左側)と。
音楽制作にあたって、古厩監督と三木さんとのコミュニケーションはたいへんスムースで、楽しいものでした。
私はこの映画の作曲に100パーセント満足しています。
多くの皆様に、新しいスパニッシュギターのサウンドが融合した美しい映像の「無花果の森(6月14日公開)」を観ていただきたいと思っています。

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そんななか、たいへんクオリティーの高い音楽誌「ラティーナ」のインタビュー取材を受けました。
次号(5月20日発売)に掲載ということです。
こちらも是非お読みいただければ嬉しく思います。

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