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カーネギーホール公演完売

フォルクローレギターが歴史ある室内楽オーケストラと共演

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40年の歴史をもつオーケストラ「ニューヨークシティー・ハウジング・オーソリティー・シンフォニー」による特別コンサートが26日に行われる。
ソロ演奏にシロ・エル・アリエーロ(大竹史朗)さんを招待し、生え抜きの器楽奏者が室内楽アンサンブルを構成する。
当日はJ.S.バッハ、マックス・ブルック、アントニン・ドボルザーク、ヨハネス・ブラームス、アタウアルパ・ユパンキ、シロ・エル・アリエーロらの作品を演奏する。
■概要
〔日時〕2・26(木)
〔会場〕カーネギー・ワイル・リサイタルホール 57th Street & 7th Avenue
〔料金〕100ドル 75ドル 50ドル 25ドル(学生)
(デイリーサン・ニューヨーク 2009年2月20日)

Un mensaje de Don Ata…..’Adios Tanguito’

ユパンキのお告げ、そして山崎克洋さん追悼

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カーネギーホール公演を約二週間後にひかえ、主催者から、当日の会場入りやドレスリハーサルなどのタイムスケジュールの連絡も受け、あとは体調に留意をしながら、現在この責任重大なパフォーマンスを成功できるよう準備をしている私ですが、そんな私の前に一週間ほど前、ユパンキがひょっこり夢に現われ、これまた実に不思議なことを言ったのです。

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La Guitarra

アタウアルパ・ユパンキの素晴らしき詩の世界 XIV

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ラ・ギターラ(アタウアルパ・ユパンキ)

蜜と悲しみ
そして涙の泡でその姿をなし
満月のくちづけと
夜明けにみなぎる血とともに
オーロラの輝きと 澄んだ川のさざめきによって生を受けた
孤独の*マドゥーラ
満天の星空の下
ギターの奥底から いくたびもいくたびも音楽が流れ出す
そのからだは たんなるマドゥーラではなく
それは 燃えあがる密林
木々の枝の悲しみが歌を生み
ふたつの手が 翼となって
満天の星空の下
ギターの奥底から いくたびもいくたびも
はるか 音楽が舞い上がる
祖国の自由のための苦い戦い
騎馬の群れ 槍 駿馬
やがて 種蒔きの時が訪れる
清らかな命がそこに生まれ
大地は香り 声高らかに歌う
朝に花が咲き乱れ
ギターの密林を 歌で満たす
吟遊詩人たちは奏でる  
歓びをあたえる甘味さを
かなうことのないやるせなさを
それは 長い夜をなぐさめる**アルキテクト
満天の星空の下
深い傷が 歌をつくる
ギターはこれらのことを知っている
それゆえギターは悲しむのだ

*  木材
** 建築家

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母とカーネギー、そして’ウエストサイド物語’

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2月26日に行われるカーネギーホール公演において、主催者のジャネット・ウォルフさんのお計らいにより、東京に暮す私の母が、当夜特等席にて招待を受けることになりました。
母は仕事柄、これまでに多くの国々を訪れていますが、実はアメリカには一度も来たことがなく、これが彼女にとってはじめてのニューヨーク訪問となります。
ジャネット・ウォルフさんは、驚くような錚々たる交遊関係をもつニューヨークの名士です。
この場をかりて、ジャネットさんに心から感謝の意を表したいと思います。
そして....

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