アタウアルパ・ユパンキの素晴らしき詩の世界 XVI

来る2月4日、スペシャルゲストとして二年連続で招待を受ける運びとなった、ニューヨーク市のオフィシャル・イヴェント”ブラック・マンス・ヒストリー”の一環として行われる、NYハウジングオーソリティー室内楽アンサンブルによるカーネギーホール公演。
私は昨年と同じく、コンサートの第一部を締めくくる重要な役目を受けていますが、今回のパフォーマンスのオープニングとしてまず考えているのが、ユパンキによって綴られた、無限の深みをもつ一片の短い詩の、私自身による朗読です。
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限りなきバッハへの想い そして南米音楽への情熱

二週間の日本滞在を終えてニューヨークに戻る前日、12月1日に東京で収録を行った、ノーネスチャンネルによるインタビューのオンライン配信がスタートしました。
「ひとつのダイヤモンド」と題された、全二部構成によるこのインタビュー。
ユパンキ音楽との出会い、アメリカへの旅立ち、さらに敬愛してやまないバッハに対する想い、そして現在の私の音楽に対するアプローチと考え方が、ひとつのテレビ番組としてたいへんていねいに作られています。
まずこの場をかりて、ノーネスチャンネルの平山秀善代表兼チーフ・エクゼクティヴ・オフィサー、そしてノーネスユニバーシティーの学園長、鮎川雅子さんに心から感謝申し上げます。
続きを読む ノーネスチャンネルとのインタビュー ON AIR →

ニューヨークに戻る前日の12月1日、東京のノーネスチャンネルにお招きを受け、ビデオインタビュー収録を行いました。
ノーネスチャンネルは、ウェブをキーステーションとし、さらにノーネスチャンネル、ノーネスユニバーシティ、ノーネムーブメントを展開するハイブリッドテレビ局。
私の横に座っていらっしゃるのは、今回、私にインタビューをしてくださった、ノーネスユニバーシティーの学園長、鮎川雅子さんです。
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バッハの”無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番フーガ”をバックに朗読される”エル・ギタリスタ”。
今日はそのパート2、後半部分をお楽しみいただきます。
続きを読む アルゼンチン風バッハ第3番 ”エル・ギタリスタ” II →

11月29日の夜、東京赤坂で出演するコンサートにおいて、2曲演奏予定の、私自身のアイディアによる、バッハとユパンキのサウンド・クロスオーヴァー、”アルゼンチン風バッハ”。
当夜は、私がそのなかでももっとも新しい第五番`マヤ・レクイエム`と、もっとも最初に完成させた第一番`プレリュードBWV996+兄弟たち`の二編を演奏しますが、今日ここで、みなさまにご紹介しようと思うのは、かのフランシスコ・タレガの手によりバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番からアレンジされ、ギターの傑作曲として生まれ変わった`フーガ`のうえに、ユパンキの随想集”インディオのしらべ”におさめられた”エル・ギタリスタ(ギター弾き)”を読み上げる、アルゼンチン風バッハ第三番です。
♪♪♪
`エル・ギタリスタ`は、のちに南米音楽最大の巨匠としてその名を馳せることとなる少年時代のユパンキが、生まれ故郷であるアルゼンチンの片田舎の集落において、あたたかい家族、そして豊かで美しい自然に囲まれながら、いかにギタリストとしての道を歩むようになったかを、ときに愛らしく、ときに神秘的に記した、実際の本の中では4ページにおよぶ長丁場。
本日はまずパート1、前半部分をお楽しみください。
続きを読む アルゼンチン風バッハ第3番 ”エル・ギタリスタ” I →
アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界