アタウアルパ・ユパンキの素晴らしき詩の世界 IX
In Memory of Atahualpa Yupanqui (1908-1992)
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いまからちょうど100年前の今日、アルゼンチンのブエノスアイレス州の小さな村で、ひとりの赤ちゃんがこの世に生を受けました。
父親は南米先住民の血をひく人で、母親はスペインのバスク地方からやってきた移民の娘でした。
彼はそののち、愛するギターとともに、故郷アルゼンチン、そして南米の調べをとおして自らの哲学を謳いあげる素晴らしい芸術を完成させ、世界中の人々に深い感銘をあたえることになるのです。
今日1月31日、私たちは、’Tierra Que Anda (歩く大地)’と呼ばれた偉大なるギタリスト、歌手、詩人、作曲家、そして哲学者であったアタウアルパ・ユパンキ(1908-1992)の生誕100周年を迎えます。
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公演ポスター

アタウアルパ・ユパンキの素晴らしき詩の世界 VIII
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今春、広島市において、アタウアルパ・ユパンキ(1908-1992)の生誕100年を記念するスペシャル・コンサートを現在計画中です。
ユパンキは生前、広島を心から愛し、一遍の詩を書き残しました。
そしてその詩に出会ったおかげで、私は音楽家として光のあたるところに出ることができたのです。
1992年11月12日、実際に広島とはなんの縁もゆかりもない私のためにかの地のみなさんが開いてくださったコンサートは、それは本当に素晴らしく、華々しいものでした。
原爆ドームをバックにした、息を呑むような美しいユパンキの写真(上)は、その際のコンサート・プログラムの表紙です。
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アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界