パラグアイの首都アスンシオンで幕を開ける南米ツアー三カ所め、6月10日火曜日、19時30分開演ブエノスアイレス公演のプログラム。
タンゴ、フラメンコ、ファド、ボサノバといった音楽カテゴリーのひとつとするべく、今後私が全精力を注いでクリエイトしてゆきたい新たなスタイル、’イベロアメリカーナ’がズバリそのままコンサートタイトルとなった当公演。
このカテゴリーのアーティストである私にとっての(真の意味での)デビューリサイタルとなるでしょう。
コンサートのクライマックスは、コーラスを加えた全四楽章完全版「神々の炎」。
首都公演成功に全エネルギーを傾ける所存です。
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今春4月18日、銀座ヤマハホールにて開催予定の、私の渡米25年を記念するリサイタルが、約一月後に迫りました。
今回は、これまで私を支え続けたユパンキ、そしてバッハの名曲をはじめ、私自身、本当に長きにわたって取り組んで来た南米音楽をさらに発展させ、はじめてサウンドトラックを担当した日本映画「無花果の森(小池真理子原作、古厩智之監督)」のナンバーや、今年のはじめのアルゼンチンツアーの際、コルドバ州政府より委託を受け作曲した、同国の国民詩人レオポルド•ルゴーネスの生誕140年を記念する最新組曲「神々の炎」の初演など、必ず皆様に、思う存分ギター音楽の素晴らしさを堪能していただける公演になると信じています。
特に「神々の炎」は、信念の詩人ルゴーネスの生涯にモチーフを得て、クラシック、スパニッシュ、そして南米から、若干のロックフィーリングに至るまで、ありとあらゆるギターのテクニックを導入し、不知火のごとく、そして逆巻く火炎のごとく燃えあがる現在の私自身を、そのまま偉大なる詩人の魂にオーヴァーラップさせて音で表現したナンバー。
今年の6月に再度アルゼンチンを訪れ、同国初演を予定しています。
ぜひ聴きにいらしてください!
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本日は、コンサートの詳細およびプログラムを以下記載します。
続きを読む ”神々の炎” 4.18銀座ヤマハホール公演 →
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現存するギタープレイヤーのなかで、私がつねに最も素晴らしいと感じていたスペインのパコ・デ・ルシアが、つい数日前、惜しくも休暇先のメキシコで(ハートアタック…)この世を去ってしまいました。
享年66(歳)でした。
私は少年時、パコがクリエイトした”アルモライマ”というナンバーを聴き、言いようの無い感動に包まれたことを、今でも昨日のことのようにおぼえています。
続きを読む ¡Adios Paco! →
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大成功をおさめた、2014年アルゼンチン、コルドバ州政府招聘による同国へのツアー。
今回、一年も前から現地で中心となって準備を進めてくれ、そしていざ私の滞在時には、まさにマネージャーとなって獅子奮迅の如く動いてくれた、コルドバ州政府文化部理事のアンヘル・ディアスさんからも、帰米後、”圧倒的な成功とインパクトを残すことができた。こちらではすでに、6月の再ツアーにむけて着々と準備が進められている。”と、嬉しい連絡を受けました。
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そんな中、私はかねてから打診を受けていた、今年の6月13日、生誕140年を迎えるアルゼンチン、コルドバ州出身の国民詩人レオポルド•ルゴーネスに献呈する記念組曲「El Fuego de Los Dioses – 神々の炎」を、今回のツアーにより、さらに深めたアルゼンチンへの人々への愛と友情、そして理解により完成。
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(写真上) コルドバ州ビジャ・デ・マリア・デル・リオセコにある、国民詩人レオポルド・ルゴーネスの墓標
(写真下) むかって左から、コルドバ州政府文化部理事アンヘル・ディアスさん、私、コルドバ州代表国会議員グスタボ・エスラーヴァさん、そしてレオポルド・ルゴーネス博物館責任者フワン・オビエードさん。
今回の私のツアーは、すべてこの方たちの理解と協力によって実現しました。
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アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界