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‘Danza de Salome,’ una de mis nuevas obras para solo de guitarra con motivos bíblicos.
‘Salome’s dance,’ one of my newest works for solo guitar with biblical motifs.
すでに6作品めを数える、第1番ソロ「イベロアメリカーナ舞曲」に始まった、舞踊、朗読、そして歌などを伴うバッハ・インプロヴィゼーションの最新作は、新約聖書にモティーフを得たギターソロ。
サロメは、ヘロデ王に寵愛された、圧巻のダンスを特技としてもつ女性の名。
踊りだすと、その美しい容姿とともに誰をも魅了したと言われる。
この女性については、マグダラのマリア同樣、諸説あるが、最初は旧教と新教の狭間での葛藤にかなり苦しむものの、のちに浄化され、イエス・キリストの忠実な信奉者となる姿が、多くの小説、映画、そして演劇などで今も親しまれている。
これは、ラルゴの最初のパート(バッハのサラバンドBWV. 996)で、まずサロメの心の葛藤を表現したあと、アレグロに展開したオリジナル・インプロヴィゼーションで、傑出した美貌の女性舞踊手の華麗なる舞を、クラシック、ロック&ジャズetc.etc…ギターの様々なテクニックを用いて楽しんでもらう作品。
このソロは、その圧倒的な美貌とダンスのテクニックで「サロメ」を演じ、1940年代から50年代にかけて、ハリウッドのセックスシンボルとして世界を魅了したアメリカン・アクトレス、故リタ・ヘイワースに捧げる。