Al maestro Iwao Suzuki 鈴木巌先生へのオマージュ

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Debido a mi horario el abril, por todos medios debo volver a NY el día 16. Así que tenía que declinar mi participación al concierto homenajeado a maestro Iwao Suzuki (1932-2019) el 23 de abril ya estaba programado….. Aun lo siento tremendamente, voy a tocar mi “Iberoamericana,” inspirada por la gran interpretación de Bach por maestro Suzuki, el 3 de abril en la sala mayor de Yamaha Hall, con mi todo respeto y del amor al “Preeminente Maestro Japonés.”

Due to my schedule in April, I had to decline my participation for the Homage concert for maestro Iwao Suzuki (1932-2019) on April 23rd once was already scheduled… Although I’m truly sorry about it, I will be performing my “Iberoamericana,” which is inspired by maestro Suzuki’s fantastic Bach performance, on April 3rd at Yamaha Hall instead, with full of my love and respect to this “Japanese Guitar Giant.”

関係の皆様にはすでにお知らせしたが、4月の日本滞在の際、急遽16日にどうしてもNYに戻らなければならなくなり、23日にご招待を受けていた恩師・鈴木巌先生の追悼公演への出演を断念せざるを得なくなった。本当に残念でならないが、たとえどこにいても、自分はいつも先生への感謝の気持ちを大切にしていることを理解していただけると嬉しい。

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3年前、三宿の鈴木巌先生のご自宅を訪ねた自分に対し、先生はドアを開けるやいなや「あのバッハ(その数日前に東京公演でプレイしたリンクビデオの曲)は凄いな!史朗君はバッハを感覚で捉えている。とても僕には真似できないね。もしあれにケチつけるやつがいたら僕がケンカするよ!」と興奮ぎみにおっしゃって下さった。

これは、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番のアダージョを、後半ロックとフラメンコ、およびラテン・ルンバのリズムを混合導入してアドリブ展開させた作品だが、そもそも鈴木先生が1980年代のはじめに、上野の文化会館ホールで行った東京公演の冒頭ナンバーとしてプレイされた同曲に強くインスパイアーされてできたもので、前半のバッハの部分は、先生からいただいた、ご自身の編曲による楽譜をベースにしている。

鈴木先生のソナタ第1番のプレイは、ヴァイオリンの原曲を最大限にリスペクトしながら、そこからギターの音楽として見事に表現された全く新しいスタイルの演奏だった。

鈴木巌先生は、自分にとって永遠のバッハ・インタープレテーションのヒーローだ。
先生の追悼公演で、自分はこの曲をプレイするつもりでいたので、参加できなくなったのは本当に残念だが、満身の力とグラン・マエストロへの心からの敬意を込めて、4月3日、銀座ヤマハホールにおいてこのナンバーをプレイする。