3月19日の日曜日、マンハッタンの中心部に位置する聖ルーク教会において、シロ・エル・アリエーロとして知られるギターのマエストロ、大竹史朗の公演を大きな喜びとともに聴いた。
日本で音楽を学んだ、東京生まれの若い音楽家。
その運命は彼をただちにメキシコへ、そしてはるかアルゼンチンへと導くことになる。
アルゼンチンでは、アタワルパ・ユパンキと知己を得て、師より直接の指導を受け、そしてわれわれは今日、「微笑みながら坊や(幼子)は眠る」、「眠れるインディオの子」、「トウクマンの月」、「トウクマンの郷愁」、そして「牛車にゆられて」などの名作を、シロとともにわかちあったのだ。
パタゴニアの先住民ルカ・チョロイ・マプーチェ族の子どもたちへあてられたチャリティー公演は、アタワルパ・ユパンキ基金のファニータ・サロッシさんによって率いられ、その10年以上にわたって続けられている活動はほぼ奇跡ともいえるものだ。
場内大合唱となって歌われた「花祭り」で幕を閉じた今日の公演、私は流れる涙を抑えることができなかった。
マルガリータ・N・ルテラル
(NYのアルゼンチン、ウルグアイ系最大手情報誌イマヘン・アルヘンティーナ誌4月号より)
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魂のギタリスト 大竹史朗慈善公演
大竹史朗(シロ・エル・アリエーロ)ギター・ベネフィットコンサートが3月19日夕、西46丁目のセント・ルークス教会で行われた。
アルゼンチンの著名なギタリスト、アタワルパ・ユパンキの代表作や大竹の作曲による「南部幻想曲」を透明で美しい旋律と、聴く人の心に訴えかける魂のボーカルで歌い上げ観衆を魅了した。
大竹史朗につけられたエル・アリエーロは、スペイン語で「牛追い」の意。
大竹のギターは、広大なアルゼンチンの大地を駆け巡る魂そのものだ。
大竹の演奏に合わせて多くの観衆が手を鳴らし合唱した。
この演奏会はアルゼンチン、パタゴニアのマプチェ・インディアンの子供たち支援のために行われた。
(週間NY生活 2006年3月25日)
マンハッタン聖ルーク教会チャリティー公演が、約200名の観客を集め無事成功しました。
多くのラテンアメリカの人々に支えられて活動してこられた私、今回ほんの少しだけ恩返しできたような気がしています。
ステージとなった礼拝堂の祭壇から客席を見ると、左右の座席を隔てる中央の通路がまるではるかな一本の道のように見えました。
それはあたかも、右にユパンキやフォルクローレの伝統を象徴する大きな炎が燃え盛り、左には小さなマッチの先のような私自身を象徴する火がともる果てしない道のりのようで、そこを進むことは決して楽なことではありませんが、そんな時、今日のこのコンサートのことを思い出せばまた力にみなぎり、再びふたつの炎がともに燃え上がる私のゴールに向かって歩いてゆけるような、そんな公演を愛するニューヨークでできたことを心より嬉しく思っています。
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フォルクローレギタリスト・大竹史朗
19日チャリティー公演 NYの教会が主催
収益は南米の子供たちへ「ささやかな恩返しです」
(よみタイム 3月10日)
日本人フォルクローレ・ギタリスト、大竹史朗(シロ・エル・アリエーロ)が、国際交流基金の後援を得て19日(日)、マンハッタンのセントルーク教会の礼拝堂で、チャリティーコンサートを開く。
収益は、アルゼンチン南部、パタゴニア地方の先住民の子供たちに贈られる。
大竹は、ニューヨークを拠点に、中南米やヨーロッパ、日本で活動を続けている。
昨年9月にはニューヨーク市でリサイタルを開き、その後のペルー公演も1200人収容のコンサートホールで大成功をおさめた。
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大竹史朗NY公演
3月19日聖ルーク教会
さすらいのフォルクローレ・ギタリスト、シロ・エル・アリエーロこと大竹史朗が、3月19日(日)にマンハッタンの聖ルーク教会(西46丁目308番地、8番街)礼拝堂内で、アルゼンチン南部、パタゴニア地方の先住民の子どもたちのためにチャリティー・リサイタルを開催する。
大竹は、’アルゼンチンをはじめとした南米の方々に支えられて生きてきた私からのささやかな恩返しコンサート’と話している。
昨年9月のニューヨーク公演では多くの聴衆を魅了、その後も1200人収容できる大コンサートホールでのペルー公演を成功させた。
ニューヨーク公演の主催はザイオン・ルーテル教会、アタワルパ・ユパンキ基金。
国際交流基金が後援している。開演は午後4時半。
(週間NY生活 2月18日号)
アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界