Lettre entr’ouverte à Alain Delon

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‘La carta media abierta a Alain Delon,’ el libro francés que me regaló una gran aficionada de mí música que vive en paris.
¡Lo estoy disfrutando mucho!
A mi me encantan las películas de Alain Delon. Son mis favoritas ‘Los Aventureros,’ ‘Senos de Hielo,’ ‘Las granjas Ardientes’ y ‘Como un Boomerang.’

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Un merveilleux cadeau de ma fan français.
je ai reçu hier, merci! Je apprécie beaucoup!
Je suis un grand fan de ‘Alain Delon Film.’
J’aime ‘Les Aventuriers,’ ‘Les Seins de Glace,’ ‘Les Granges brûlées,’ et ‘Comme un Boomerang.’

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‘Half opened letter to Alain Delon.’
This wonderful French book is a gift from my French fan.
It’s so much fun for the ‘Good Ole French Cinema Crazy’ like me!
I’m a huge fan of Alain Delon movie and I still love ‘The Last Adventures,’ ‘Icy Breasts,’ ‘The Burned Barns’ and ‘Boomerang.’

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音楽の話とは関係ありませんが、パリに住むファンの女性が、”ゼッタイ面白いから!”と言って、邦訳すると「アラン・ドロンへの半開きの手紙」なる本を、わざわざ新しいものを買って送ってきてくれました。
ファンの方は本当にありがたいです。

(こんな本があるなんて……全く知らなかった!)

2012年にフランスで出版されたこの書籍は、作家業も兼ねる同国の女優、ニコール・カルファンが著したもので、昨日読み出したところ本当に面白く、序文の最初の部分だけちょっと訳してみました。

著者のカルファンと、ドロンの電話でのこんな会話にはじまります。

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2010年8月 午前11時

ーもしもし、アラン?

ーそうだよ、モナンジュ(俺のエンジェル)。

ー元気?

ー元気さ、マ・レーヌ(俺のクイーン)、君は?

ー元気よ。ねえアラン、実はクレイジーなアイディアがあるのよ!

ー話してごらんよ、聞くよ。

ー私、あなたの本を書きたいの!私の目を通してみたあなたのね!

ーへえ!その’かわいこちゃん(マ・プティ・マスコット)のオメメ’でかい!

ーあなた、私をいつもそんな風に呼ぶのね?

ーそうさ!

ー物語風になると思うんだけど…実はタイトルも決めてるのよ。

ー言ってみなよ!聞いてるよ!

ーアラン・ル・マグニフィク!

*’ル・マグニフィク’は’グレート・ガイ’という意味で、ジャンポール・ベルモンド主演の映画、’おかしなおかしな大冒険’の原題。*

ー喜ばせてくれるね!それは(華麗なる)ギャツビーみたいな話かい?

ーそう、ギャツビーみたいよ!

ーだけどそのタイトル、ジャンポール(ベルモンド)が悪く思わないかな?

ーそんなことないわ!これは彼の映画への’ウインク’みたいなものよ。気を悪くする理由なんかひとつもないわ。彼だって私がどんなに彼を愛しているか知っているもの!

そう言うとアランは大笑いし、その笑い声が、まるで滝の怒涛のように私の右耳のコーナーに突き刺さった。おそらくこの笑いは、出版へむけた彼からのグッドサインだなと私は考えていた………

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この本には、日本の書籍のように紙帯がついており、そこには、”君は俺をひっくり返したぞ!_アラン・ドロン”と書かれています。

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世界には、まだまだ日本語に訳されていない面白い本が山のようにあります。
私はいつか、そういった本の翻訳業もしてみたいという考えを持っています。