「Knight’s NY diaries」カテゴリーアーカイブ

ニューヨーク日記

アタウアルパ•ユパンキ大図鑑

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アルゼンチンにおいて、’’Guia para reencontrarse con Yupanqui (ユパンキと再び出会うための手引き)”なる出版物が発表されました。
豊富な貴重写真、そしてユパンキの歩んだ道のり、数々のエピソードをはじめ、偉大なる巨匠のすべてがわかる、まさにユパンキ大図鑑といった内容ですが、本文内、ユパンキ以外のアーティストたちによる数々の優れたインタープレテーションが記述された”Discos homenaje(オマージュ演奏による録音)”という章に、よく知られたアルゼンチンのスマ•パス、ホセ•セーニャ、ブラジルのデミテリオ•ザビエルらとともに、”弟子と熟考される”として、日本人である私の名前がありました。
正直なところ、私はこれまで、ユパンキに対して師であるとか弟子であるという意識をもったことは一度もありません。
ユパンキを知らない、特にアメリカ人などに対しては、便宜上、話を簡略化するために、ギターの奏法を教わった先生だという言い方をすることもありますが、むしろ私自身は、世界にいまも多くいる、ユパンキを愛し、そしてその道を歩もうとするセギドーレス(フォローアー)のひとりであるという自覚を強く持っています。
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アルゼンチンには、ユパンキのギター曲をうまく、まるで本人が弾いているかのように演奏するギタリストが何人かいます。
しかし、ここにはそういった人たちの名は一切なく、反対に、ユパンキとはあえて異なるスタイルによって確固たる各々の個性を出しながら、それでいて巨匠の精神を余すところなく伝えようと試みる、決して物真似に終わらない一流儀を極めたアーティストたちが選ばれたように見受けられました。
それはまさに常日頃、私が探求している’道’そのもの。
こういったなかに私の名が見られたのは、本当に喜ばしいことと思っています。
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高い評価を受けているのは、ペドロとパコ•イバーニエス、アルベルト•コルテス、アンヘル•パラなどで、、ほかにもチャンゴ•フリアス•ゴメスの’牛車にゆられて’や、ロックで’牛追い’をプレイするディヴィディードスなどの名がありました。
一冊の書籍がそのままpdfファイルになったページなので、少々出てくるのに時間がかかりますが、現在こちらの「ユパンキ公式サイト内」においてすべてお読みいただけます(スペイン語)。
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Wish you a Happy New Year!!!

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2013年の幕開けは、ニュージャージー州マーワーのシェラトンホテルで行われた、大ディナー&ダンスパーティーに出席。
愛犬も宿泊オーケーというのでいっしょに連れてきて、パーティー中は部屋でお留守番させたところが、予想通り、ワンコがひとりで部屋で大騒ぎしているという連絡...。
結局会場に運び込み、ともに新年を迎えました。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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Wish you a Very Merry Christmas!

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12月24日の夜は、毎年恒例、ニューヨーク、聖パトリック教会大聖堂のクリスマスイヴ礼拝に出席し、今年も一年が無事であったことを神様に感謝します。
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そんな中、家を出る直前に、NYの日系情報紙の編集部の方から、かねてより、文中で私のことについてももふれさせてくださいと打診を受けていた、世界的外科医である加藤友朗先生のインタビュー記事に、本日、写真入で掲載しましたと丁寧なご連絡を受けました。
加藤先生は、外科医の世界的権威として素晴らしいだけではなく、ひとりのオンブレ(人間)として、たいへん尊敬できる方です。
私のような真菰隠れの浮根鳥が、こうしてごいっしょのページで紹介を受けるなど、なんともお恥ずかしい限りですが、こちらのリンクページにてご覧いただけます。
お楽しみください。
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皆様どうぞよいお年をお迎えください!
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La Partida Nueva – 新たなる出発

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1997年頃から、私独自のアイディアとともに研鑽を続けてきたバッハの音楽のインタープレテーションは、去る11月16日、多くの方々のご協力によって実現した銀座ヤマハでのライヴの際、クライマックスにてプレイした’シャコンヌ’により、この5年間のとりあえずの終止符を打つことができました。
清水永二さんの卓越したフレームドラムのサポートを得て、スペクタクル性を加味した’マヤ風シャコンヌ’は、きっと皆様に楽しんでいただけたことでしょう。
このライヴは、成功をおさめたといって間違いないと思います。

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