Homage Live for Atahualpa Yupanqui Part 2 ユパンキに捧げるライヴパフォーマンス②

***

A la continuación de Parte 1, mis dos interpretaciones en vivo de ‘La tierra donde canta el viento,’ mi obra para solo de guitarra homenajeada a don ata, y ‘Guitarra dímelo tu,‘ una fina canción del gran maestro argentino.
Los videos fueron grabado y supervisado por Sumiko Haneda, la mejor directora del cine documental en Japón.

For the continuation of Part 1, my homage live performance of ‘The land where the wind sings,’ the original solo guitar work dedicated to Yupanqui, and ‘My guitar, tell me why,‘ a stunning composition by the great Argentine maestro.
These videos were recorded and supervised by Sumiko Haneda, the finest documentary filmmaker in Japan.

パート1に続く、ライヴにおけるユパンキへのオマージュ自作ギターソロと、巨匠自身の作品のダブルフィーチャーは、「風が歌う地〜ユパンキへのオマージュ〜」および、自分が数あるユパンキ作品のなかでも最も好きな作品「ギターよ、教えておくれ」のパフォーマンス。

「風が歌う地」は、これまでいくつかのライヴ動画を公開しているが、この2017年の東京公演の映像は、今回はじめてアップしたもの。

使用ギターは、スペインのホアン・エルナンデス(2014)。

このとき自分は、前半部ラストの聴かせどころであるトレモロのパートを(そのとき思いついた)、右手p、m、aのみで弾く4連と、iも加えた5連を混ぜた、かなり変則的なプレイをしているが、これはいまひとつだった。
こういう弾き方をしたのはこのときだけ。これ以降はやめている。

また、終盤クライマックスのプレストの速弾きの部分は、この日はかなり速く、そしてフォルテッシモでプレイしている。

***

***

これは、その翌年2018年にご招待を受けた、世界クルーズ飛鳥IIにおけるライヴだが、やはりスペインの製作家、イグナシオ・ローサス(1995)で「風が歌う地」をプレイしている。

同じ曲でも、楽器や音響、そしてちょっとしたフィーリングの違いによって、ずいぶん表情が変わるのがお分かり頂けると思う。
ぜひ聴き比べていただけると嬉しい。

このときは、トレモロパートすべて通常のクラシックギターの指使いによる4連でプレイしている(ライヴによっては、すべて5連で弾くこともある)。
またこの日は、プレスト部分は普通の速度で、特に強く出さずに弾いている。

自分の音楽は、その日の観客の雰囲気や自分の思いつきでかなり変化が加わる。。

***

***

ギターよ、教えておくれ」は、言わずと知れたユパンキの傑作ナンバー。

若き日、反政府活動に身を投じたユパンキが、信じていた同胞に裏切られ投獄された際、くらい牢獄のなかで書いたという曲で、”私が世に問えば、世は私を欺く。人は皆、変わるのは他人で、自分だけは変わらないと信じている、夜明けに私は一人、一筋の光を求めてさすらう。なぜにこんなにも夜は長いのか。ギターよ教えておくれ。

という内容が歌われる。

***

最初と最後のふたつの動画は、コンサート会場は異なるが、どちらも撮影、そして演出をしてくださったのは、日本を代表するドキュメンタリー映像作家・羽田澄子さん。

一発勝負のライヴ録画撮りは、ミストーンをはじめ様々な予期し得ない事故も起こる。しかし、こうして固唾を飲んで見守るオーディエンスが創り出す’’とともに、スタジオでは絶対に得られない感動がある。

オーディエンスは音楽の一部だ。だからライヴはやめられない。

Homage Live for Atahualpa Yupanqui 1 ユパンキに捧げるライヴパフォーマンス①

***

Don interpretaciones homenajeadas a Atahualpa Yupanqui.
Danza Santiagueña‘es mi obra para solo de guitarra, utilizando a ‘Gato,’ muy rápido, un ritmo folklórico argentino que me encanta mucho.
Indiecito Dormido‘ es un fenómeno de Atahualpa, que he interpretado con la letra castellana y con la japonesa (original.)

Two homage live performances for Atahualpa Yupanqui.
Danza Santiagueña (Santiago Dance)‘ is my original composition for solo guitar, written with ‘Gato,’ a very fast Argentine folkloric rhythm which I love so much.
Indiecito Dormido (Sleeping Indian Boy)‘ is a phenomenon work by Atahualpa, I performed with Spanish and (original) Japanese lyrics

アタウアルパ・ユパンキに捧げる、自作ギターソロと、巨匠の名曲ダブルフィーチャーによるライヴパフォーマンス。

ひとつめは、アルゼンチンフォルクローレの醍醐味である、最も速い「ガト」というリズムを使って作曲した、「サンティアゴ舞曲」とタイトルしたギターソロ。

ふたつめは、ユパンキの名曲「眠れるインディオの子」を、前半原詩のスペイン語と、後半オリジナルの日本語訳歌詞で歌ったスペシャルバージョン。

曲中にある、”チューイ!チューイ!”というのは、日本語の”ブルブルブルー!”に当たる、南米に暮らす人々が寒い時に発する愛らしい言葉(場所によっては、”アチャチャイ!”と言う人々もいるらしい)。
この傑作曲は、アンデスの代表的舞曲「ウァイノ」を使って書かれている。

自分は“終わったら終わり”という考え方が強く、殆ど自分のプレイ動画を観ないが、今回のパンデミックで時間ができたため、これまでたまっていたライヴビデオを片っ端から観て、まずまずの出来のものを現在公開している。

***

***

* Homage Live for Atahualpa Yupanqui ユパンキに捧げるライヴパフォーマンス②

‘El Alazán’ de Atahualpa Yupanqui 運命を変えた歌 ユパンキの「栗毛の馬」

***

Una interpretación en vivo de ‘El Alazán‘ en el auditorio de UCEMA, Buenos Aires (plus entrevista.) Este tema total cambió mi vida cuando yo tenia 13 años.
Quien pudiera imaginar que después de unos decados, podría viajar a Argentina y interpretar a los temas de Atahualpa Yupanqui?!

A live interpretation of ‘The Sorrel Horse‘ at the auditorium of University of CEMA in Buenos Aires (plus interview.) This music changed my destiny when I was 13 years old.
Who could imagine that I would be able to go to Argentina and play Atahualpa Yupanqui’s songs later in some decades?!

僕は13歳の時、FMラジオで放送されたアタウアルパ・ユパンキの来日公演のライヴを聴き、そして一曲目に流れた「栗毛の馬」によって運命を変えられた。

これは、CEMAという私立大学のホールで行われた僕のブエノスアイレス公演をアルゼンチンのメディアが取材、制作したビデオ。
まず「栗毛の馬」の全曲演奏で始まり、そのあとスペイン語によるインタビューになるという構成。

何百回と質問されてきたことだが、なぜこの歌が、13歳の自分の心をここまで捉えたのかはよく自分でもわからない。
スペイン語のインタビューでは、この美しい音楽との出会い、コルドバ州、セロコロラドにおける巨匠との思い出、そして、アーティストとしての今後についてなどを語っている。

最後に聴かれるのは、ブエノスアイレスの合唱団とともに初演した、詩聖レオポルド・ルゴーネス生誕140年を公式記念した組曲「神々の炎」の一部分。

使用しているギターは、アルゼンチンのコルドバ州北部の小さな町に暮らす、グレゴリオ・カブラルという製作家が、ノガル(南米産胡桃)を大幅に使って1994年に作ってくれたもの。世界的に名前の知られている人ではないが、本当に良い音の楽器を作る。
ユパンキのナンバーを多くプレイする、特に南米公演で欠かせない優れたギターだ。

***

***

El vídeo tan emocionante de Amando Risueño, un gran artista que hizo contacto a mi canal de YouTube hoy.
A mi no hay más placer que conocer a un gran yupanquiano como él.

The stunning video by Amando Risueño, an excellent ‘Yupanquiano’ who did contact to my Youtube channel a few days ago.
Just beautiful!

最近自分のユーチューブには、素晴らしいアーティストや、優れた芸術感覚を持つ人々からのアクセスが増え、とても嬉しく思う。
これは、数日前コンタクトがあった、アマンド・リスエーニョ Amando Risueñoという、フランスを本拠に置くアルゼンチンの素晴らしいギタープレイヤーが、ユパンキの「栗毛の馬」をアニメ化した素敵なビデオ。

アルゼンチンには、ユパンキのギター曲を高いレベルで弾くギターの奏者は結構いるが、アマンドのように、ギターもしっかりとしたクラシックの基礎を持ち、さらに歌唱も行うというプレイヤーはそれほど多くない。

ユパンキの音楽をプレイするには、間違いなくクラシックのテクニックが不可欠だ。
しかし、そういったアカデミックなことを感じさせずに、誰でも容易く弾けるようにサラリと弾くところに真の難度の高さがある。

アマンドの実際プレイしている動画は、ユーチューブで多く観られる。
ぜひアクセスしていただきたい。

Una obra para flauta y guitarra 「ハンアの舞」ライヴによるアンサンブル作品

***

Una interpretación en vivo de ‘Danza de Hanga,’ mi obra con tres partes para flauta y guitarra, junto a Heesuk Kim, fue grabado en el hermoso templo budista en Tokio.
‘Hanga’en el nombre de una doncella de una historia leyenda de corea, que vive sola en la luna.

Danza de Hanga

1. Virgen de la Luna
2. Sanjyo ~ Blues
3. Danza

A special performance of ‘Hanga’s Dance,’ my three parted composition for flute (Heesuk Kim) and guitar recorded live at the beautiful buddhist temple in Tokyo.
‘Hanga’ is the name of maiden from a Korean legend story, living in the moon alone.

Hanga’s Dance

1. Maiden of the moon
2. Sanjyo ~ Blues
3. Dance

ソロ曲のように多くはないが、自分には他楽器とのアンサンブル作品がいくつかある。

これは、いまからちょうど7年前に、東京の公益財団法人・日韓文化交流基金のご招待を受け、四谷のハンマダン大ホールにおいて、韓国の優れたフルート・プレイヤー、キム・ヒスクさんとの共演で初演した三楽章組曲「ハンアの舞」を、本番公演三日前に、東京芝にある瑠璃光寺という美しいお寺の本堂で、後援会の皆さんに来ていただいてプレミア初演した際の動画。

第一楽章「月の乙女」
第二楽章「サンジョ〜ブルース」
第三楽章「ダンス」

ハンア(媗娥)とは、韓国の伝説に登場する、天上とも地上とも縁を断ち、ひとり孤独に月に暮らす乙女の名前。

第二楽章では、韓国の伝統楽器の音を模倣するため、ブルース・ロックに使用されるボトルネック・スライドバーを用い、サンジョ(散調)と呼ばれる韓国伝統音楽の形式によって、月に住む乙女の嘆きを表現し、これが後半アメリカのブルースに移行する展開は、自分でもとても気に入っている。

自分は、韓国の伝統音楽にとても惹かれる。

キム・ヒスクさんは、ドイツに長く学んだ、純然たるクラシックのプレイヤーだが、とても気が合う「ソウルの妹」のような女性。
自分の作る音楽をよく理解し(前日に一時間ほどリハーサルしただけでも)、こうしてすぐにパフォーマンスとして仕上げることができる。

ただし、そこはクラシックのプレイヤー。なんといっても楽譜を第一に必要とするので、自分のように楽譜をほとんど用いないプレイヤーにとっては、そこが唯一の頭痛のタネとなる。

通常なら、”ここはアドリブで”と共演プレイヤーに任せるところを、スローなところから、速いインプロヴィゼーション風パッセージに至るまで、曲中にあるすべての音を音符として彼女に伝えなければならなかったので、この曲の楽譜を書くのは大変だった…

ヒスクさんとは、この前の年に、ソウルのホールで’バッハ・イン・ラテンスタイルというジョイント公演を行い、フルートとギター用にアレンジしたユパンキの曲や、ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハのアリア、そしてピアソラのタンゴ物語などをプレイした。
この動画も手元にあるので、いつかご紹介したい。

¡Hiroshima! La Ciudad Que No Olvido (Atahualpa Yupanqui) ユパンキの「ヒロシマ 忘れえぬ町」

***

Aunque recién he sido recibiendo los mensajes muy emocionantes de la gente argentina a mi canal de YouTube, no he nunca recibido tan hermosas palabras como lo que fue dejado a un nuevo vídeo que publiqué hace unos días. Así que me gustaría compartirlo contigo.

***

No nos alcanza una vida para conocer las cosas interesantes que tiene el mundo. Agradezco haberte encontrado, gran Shiro. Me avergüenzo y pido perdón por no saber de tu existencia. Por suerte, el destino quiso que me cruzara con tu obra al buscar por el alazán que cayó al barranco. El caballo no murió en vano, hizo que yo me maravillase con tu obra y me convierta en tu admirador. ¡Gracias!

このところ、アルゼンチンで何か大きな報道でもあったのかなと思わせるように、同国の、しかもたいへん感覚的に優れた人々からユーチューブのビデオにコメントが寄せられるが、これは、最近アップした「ヒロシマ 忘れえぬ町」(2017年東京公演)に寄せられた、本当に嬉しいメッセージ。

スペイン語独特の劇的な表現が多く、あまり良い訳ではないが、日本語にしたものをご紹介したい。

文中にある’栗毛の馬’は、少年時代の自分の運命を変えた、崖から落ちて死んでしまった愛馬に捧げたユパンキの傑作曲。

2017年は、とても忙しい年で、この東京公演の直前に、スペイン政府の後援を受け、ニューヨークでロルカへのオマージュリサイタルを行い、そしてこのすぐあとには、やはりニューヨークの国連本部公演を控えていた。

これは、二時間プレイし続けたあとの、二回目のアンコールの、文字通り公演フィナーレの演奏。
若干疲れが出てしまったのか、歌の音程を結構外す箇所が見られたため、これまで本動画の公開をしていなかった。

翻訳文にリンクしてある「栗毛の馬」には、アルゼンチンのファンから日々多くのポジティヴなコメントが寄せられるが、実はこのときのパフォーマンスも、自分は100パーセント満足していない。
たった二時間の公演で、ユパンキの歌を歌うことと、自分自身の音楽との完璧な両立は、本当に容易なことではない。

ただ、楽器のミストーンや、歌の音程の外れは、プレイに勢いがあれば、それはライヴならではの醍醐味ともいえる。
自分でよくないと思っても、リスナーがよく感じてくれることもある。

いま自分についてくれている良質のアルゼンチンのファンの人々なら、もしかしたら理解してくれるだろうと信じ、このライヴ動画を公開した。

撮影と演出は、日本を代表するドキュメンタリー映像作家・羽田澄子さん。

***

この世の全ての素晴らしいことを知るために、私たちの人生は余りにも短いものですが、私はあなたに出会えたことをとても感謝しています。グラン・シロー。これまであなたのことを知らなかったことを恥ずかしく思い、お詫びする限りですけれど、どうやら運命は(ユパンキの)「栗毛の馬」の動画を探していた私を、あなたの作曲へと導くことを望んでくれたようです。栗毛の馬は崖から落ちて無駄には死なず、私をあなたの素晴らしい作品に会わせ、そして私をあなたの大ファンにしてくれました。ありがとう!

***

自分は今後も、こうしたファンの人々を決して裏切らない音楽の創作に全力を挙げる。

Le Gitan New Yorkais avec la Solitude et la Passion

Top