大竹史朗NY公演
3月19日聖ルーク教会
さすらいのフォルクローレ・ギタリスト、シロ・エル・アリエーロこと大竹史朗が、3月19日(日)にマンハッタンの聖ルーク教会(西46丁目308番地、8番街)礼拝堂内で、アルゼンチン南部、パタゴニア地方の先住民の子どもたちのためにチャリティー・リサイタルを開催する。
大竹は、’アルゼンチンをはじめとした南米の方々に支えられて生きてきた私からのささやかな恩返しコンサート’と話している。
昨年9月のニューヨーク公演では多くの聴衆を魅了、その後も1200人収容できる大コンサートホールでのペルー公演を成功させた。
ニューヨーク公演の主催はザイオン・ルーテル教会、アタワルパ・ユパンキ基金。
国際交流基金が後援している。開演は午後4時半。
(週間NY生活 2月18日号)
私は現在までに20カ国で演奏をしていますが、そのうち9カ国までを、国際交流基金の派遣によって旅行しています。
昨秋のペルー公演は、JAILA(Japan Arts in Latin America)という新しいプログラムで行われたもので、私自身、本当に最高の経験となった演奏旅行でした。
写真は、国際交流基金が発行しているBridgesという読み物(2005、06年冬号)のパフォーマンスのページで、私のペルー公演の成功を紹介してくださったものです。
国際交流基金は来る3月19日の聖ルーク教会公演でも後援してくださいます。
今後も素晴らしい関係を保ってゆければと願ってやみません。
基金NYオフィスの須崎所長はじめ、スタッフの皆様に心より感謝します。
啄木をフォルクローレの調べにのせて
シロ・エル・アリエーロ アルバム「NAMBU」
明治の歌人、石川啄木とラテンフォルクローレという、国も文化も超えた両者を「郷愁」という共通元の元、見事に融合させた四部作「南部組曲」- ニューヨークを拠点に活動するフォルクローレ・ギタリスト、シロ・エル・アリエーロ(大竹史朗)は、啄木の歌にある「北上」という地名から強烈なインスピレーションを受けてこの組曲を完成させたという。
シロが大きな飛躍を見せた2000年発表のアルバム「NAMBU」は、このほか幻の古代都市、アステカに思いを馳せて作り上げた「テノチティトラン」など、ノスタルジアに満ちた作品、全11トラック。遠い故郷を想う夜に。
(週間NY生活 2005年12月3日 )
「マリア・ルイサ」に続いて、「ナンブ」がNYの日系書店等で発売になりました。
5年前に発表したものなので実際ニューディスクとはいえませんが、その時々の流行や、世の動きに決してとらわれることのない普遍的な輝きと祈りの心をもったアルバムだと自分では信じています。
私はこれからも、甘さと強さを兼ね備えた魂の音楽を創ってゆきたいと思っています。
ユパンキの後継者
エル コメルシオ紙(ペルー)
november 7, 2005
ひとつおことわりしておかなければなりませんが、私は今まで、自分をユパンキの後継者などと思ったことは一度もありませんし、メディアの取材に対してそのように言ったこともありません。
ただ、崇高な精神によって書かれたこの美しい音楽を、世界的なレヴェルで恥ずかしくないように演奏することを常に心掛けています。
私は、アルゼンチンをはじめ、イタリー、ドイツ、フランス、さらに日本で、ユパンキを美しく演奏する多くのギタリストに会いました。 こうして素晴らしい遺産ともいえる芸術を分かち合える仲間たちとともに、ユパンキへの理解と研究を深めながら、さらに自分自身の音楽を掘り下げてゆきたいと思っています。
私の音楽を聴いてこのような記事を書いてくださった、エル コメルシオ紙のリディア・カパラチンさんに心より感謝いたします。
アルゼンチンのフォルクローレ・ギタリスト、アタワルパ・ユパンキの再来、大竹史朗の公演会が24日夜、ハンターカレッジのラング・リサイタル・ホールで行われ、150人の聴衆が会場を埋めた。‘牛車にゆられて’ ‘牛追い’ や日本をテーマにした‘南部幻想曲’ ‘ヒロシマ忘れえぬ町’などを演奏した。
(週間NY生活 2005年10月1日号)
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アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界