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ニューヨークのもっとも大きなイヴェントのひとつである”ブラック・ヒストリー・マンス”の一環として、2月26日木曜日の夜、満場の聴衆を集めたカーネギー・ワイル・リサイタルホールにおいて、40年の歴史を持つ、ニューヨークシティー・ハウジング・オーソリティー・シンフォニーの生え抜きのメンバーで構成された室内楽アンサンブル公演が行われました。
今回、このコンサートにスペシャル・ゲストとして招待を受けた私は、第一部のクロージング・アクトとしてアタウアルパ・ユパンキの傑作ナンバー”栗毛の馬”、そして私自身の作曲によるギターソロ”ラ・サンティアゲーニャ”を披露。
鳴り止まぬ満場の喝采のあと、異例のアンコールに応え、エイトル・ヴィラ=ロボスの不朽の傑作ソロ”前奏曲第4番~ブラジル先住民へのオマージュ”を演奏しました。
(写真上)美しいシャンデリアがトレードマークのカーネギー・ワイル・リサイタルホール
(写真下)オリジナル・ギターソロ、”ラ・サンティアゲーニャ”を演奏。
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4.7 広島世界平和記念聖堂
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2008年4月7日の夕刻、これまでの私の音楽家としてのキャリアのなかでも、おそらくもっとも思い出にのこるもののひとつとなるであろうコンサートを、広島市の世界平和記念聖堂において行いました。
写真はすべて、クリックすると拡大サイズでご覧いただけます。
(写真上)1967年4月、広島市を訪れたアタウアルパ・ユパンキ-山崎克洋氏撮影
(写真下)2008年4月、広島世界平和聖堂において行われた、アタウアルパ・ユパンキ生誕100年記念リサイタル

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マチュピチュ・コンサートツアー記 -Parte Tercera-

2007年、11月29日夕刻、私の奏でる、アタウアルパ・ユパンキの名作、’栗毛の馬’のイントロダクションが、マチュピチュの遺跡を背後からいまも見守る雄大なワイナピチュの峰に響きました。
数ある世界遺産でもトップの人気度を誇るマチュピチュの神秘の空間、そしてかの地で行われたスペシャル・コンサートへと皆様をご案内します。
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世界遺産ヴェリチカ岩塩抗ライヴ

ポーランドにおけるコンサートのパート1は、世界文化遺産の宝庫ともいえる同国にあっても、おそらく最大の人気スポットといえる、ヴィエリチカ岩塩採掘場(岩塩抗)におけるライヴでした。
写真は、コンサート会場となった、地下130メートルに位置する、自然の迫力が生み出す豪華な雰囲気につつまれたシアター。観客の皆様はここで、おいしいポーランド料理つきの素晴らしいライヴ・パフォーマンスを楽しむことができるのです。
これまで実に世界のいろいろな場所でコンサートを行ってきた私ですが、天然の岩塩に四方八方を囲まれたこの場所は、いままで演奏したどの会場をもってしてもまったく及ばない、最高にすぐれた生の音響をを楽しめる、驚異的なまでに力強い大自然が作りあげた、それは美しいコンサートホールでした。
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尺八の大家、三好芫山さんとの京都大覚寺公演が大成功をおさめました。
リハーサル後に降り出した雨で(芫山さんは雨男だそうな)、急きょ場所を本堂の屋根の下に移すという<ハプニングもありましたが、そぼ降る雨の音をバックにした尺八の音はまた素晴らしく、横で一緒に演奏していながら、からだがきれいになってゆくような、そんな素晴らしい経験でした。
芫山師匠、Millones gracias !!!
今度は南米で御一緒しましょう!!!
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アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界