広島世界平和記念聖堂ライヴ音源 II
去る四月に行われた、広島世界平和記念聖堂公演におけるライヴ録音。
パート1では、アルゼンチン・フォルクローレギターの醍醐味のひとつといえる、’ガト’のリズムを用いて作曲した’ラ・サンティアゲーニャ’をお聴きいただきました。
今日はそのパート2。
なによりも美しい音色の創り方を重視する恩師、鈴木巌先生直伝の、常に私を内側から支えるオーセンティックなクラシック・ギターのテクニックと、そこから生まれる無限の音楽への思いとが溶け合い、独自の世界を構築するオリジナル・ギターソロ曲、’風が歌う地~ユパンキに捧ぐ’をお楽しみください。
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広島世界平和記念聖堂ライヴ音源 I
これまでに、数多くの中南米の国々において、実に数え切れないほどの素晴らしい体験をしてきた私ですが、なかでももっともパワフルな血となり、そして糧となっていまも私を内側から支え続けているものが、アルゼンチンのコルドバ州北部の大地と、そこに暮らす人々との出会いと言っていいでしょう。
今日は、北部コルドバの力強く美しい民衆の姿を、かの地を代表するリズム、’ガト’を用いて作曲した私のオリジナル・ギターソロ、’ラ・サンティアゲーニャ’を、去る4月、やはり忘れられない思い出となった、広島世界平和記念聖堂リサイタルにおけるライヴ・レコーディング・ヴァージョンでお楽しみいただきたいと思います。
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スペイン王妃との出会い 組曲’マリア・ルイサの城’
ギターのサウンドを楽しんでいただけるオーディオ・ページが新しくできました。
今日は、私のオリジナルギター組曲、’マリア・ルイサの城’をご紹介します。
この組曲は、私がこれまでに体験したもっとも不思議なできごとをもとにイメージを膨らませて音楽化し、さらに、バロック、スパニッシュ、フォークロックと、私がもつアコースティック・ギターのテクニックをすべて駆使したアレンジを加えて完成させた、文字通り’ギター音絵巻’とよべるナンバーです。
(美しいイラストは、このナンバーを収録したCDのジャケット・デザインを担当してくださったイラストレーター、芙似原由吏(ふじわらゆうり)さんによるものです。
実際私が出会った王妃のイメージは、むしろこの由吏さん最初の作品のほうが近く、とても気に入っていたのですが、こちらでデザインを決定する段階で、「まるでカレン・カーペンターのようだ(?!)」という、いかにもアメリカ人らしい意見があったため、結局彼女がわざわざもう一度描きなおしてくださったものがアルバムジャケットとしてこのCDを飾ることになりました。
私はいまでも由吏さんに対して、このときのことを感謝しています。)
それではご一緒に、マリア・ルイサのお城探検へと参りましょう!
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アンダルシアのレモンと、イタリアの濃厚なハチミツに、アタウアルパ・ユパンキの魂が溶け合う、静寂のグロリエータ(四阿)「カンテホンド・イベロアメリカーノ」の音楽世界