Una obra para flauta y guitarra 「ハンアの舞」ライヴによるアンサンブル作品

***

Una interpretación en vivo de ‘Danza de Hanga,’ mi obra con tres partes para flauta y guitarra, junto a Heesuk Kim, fue grabado en el hermoso templo budista en Tokio.
‘Hanga’en el nombre de una doncella de una historia leyenda de corea, que vive sola en la luna.

Danza de Hanga

1. Virgen de la Luna
2. Sanjyo ~ Blues
3. Danza

A special performance of ‘Hanga’s Dance,’ my three parted composition for flute (Heesuk Kim) and guitar recorded live at the beautiful buddhist temple in Tokyo.
‘Hanga’ is the name of maiden from a Korean legend story, living in the moon alone.

Hanga’s Dance

1. Maiden of the moon
2. Sanjyo ~ Blues
3. Dance

ソロ曲のように多くはないが、自分には他楽器とのアンサンブル作品がいくつかある。

これは、いまからちょうど7年前に、東京の公益財団法人・日韓文化交流基金のご招待を受け、四谷のハンマダン大ホールにおいて、韓国の優れたフルート・プレイヤー、キム・ヒスクさんとの共演で初演した三楽章組曲「ハンアの舞」を、本番公演三日前に、東京芝にある瑠璃光寺という美しいお寺の本堂で、後援会の皆さんに来ていただいてプレミア初演した際の動画。

第一楽章「月の乙女」
第二楽章「サンジョ〜ブルース」
第三楽章「ダンス」

ハンア(媗娥)とは、韓国の伝説に登場する、天上とも地上とも縁を断ち、ひとり孤独に月に暮らす乙女の名前。

第二楽章では、韓国の伝統楽器の音を模倣するため、ブルース・ロックに使用されるボトルネック・スライドバーを用い、サンジョ(散調)と呼ばれる韓国伝統音楽の形式によって、月に住む乙女の嘆きを表現し、これが後半アメリカのブルースに移行する展開は、自分でもとても気に入っている。

自分は、韓国の伝統音楽にとても惹かれる。

キム・ヒスクさんは、ドイツに長く学んだ、純然たるクラシックのプレイヤーだが、とても気が合う「ソウルの妹」のような女性。
自分の作る音楽をよく理解し(前日に一時間ほどリハーサルしただけでも)、こうしてすぐにパフォーマンスとして仕上げることができる。

ただし、そこはクラシックのプレイヤー。なんといっても楽譜を第一に必要とするので、自分のように楽譜をほとんど用いないプレイヤーにとっては、そこが唯一の頭痛のタネとなる。

通常なら、”ここはアドリブで”と共演プレイヤーに任せるところを、スローなところから、速いインプロヴィゼーション風パッセージに至るまで、曲中にあるすべての音を音符として彼女に伝えなければならなかったので、この曲の楽譜を書くのは大変だった…

ヒスクさんとは、この前の年に、ソウルのホールで’バッハ・イン・ラテンスタイルというジョイント公演を行い、フルートとギター用にアレンジしたユパンキの曲や、ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハのアリア、そしてピアソラのタンゴ物語などをプレイした。
この動画も手元にあるので、いつかご紹介したい。